小野寺史宜さんの作品。
貢と綾は同じデパートで働く夫婦である。ある日、貢がJリーグ昇格を目指すサッカーチームでプレーすることを綾に相談せずに決めてしまう。そのことをきっかけに、少しずつ2人の間に溝が生まれる。
リーグ戦を戦う社会人チームの話がとても面白かった。春菜と貢が結婚していたらどうなっていたのだろうか。綾と亮介が男女の関係になっていたらどうなっていたのだろうか。世の中の結婚している人は、本当にすごいと思う。何気なく見過ごしてしまいそうになるが、「それ自体が奇跡」だ。相手に対して言いづらいことも言っておくことが大事だとわかった。
印象に残っている文