秋吉理香子さんの作品。『ジゼル』の続編である。
次回の演目が「眠れる森の美女」に決まり、脚本家とプリマに世界でも有名な人物を割り当てることができたバレエ団。本番に向けて練習を重ねていくが、オーロラ姫の代役2人が亡くなるという事件が発生する。
ユリカの言葉が印象に残っている。観客から簡単そうに踊っているように見えるまで技術を高めるというのが、すごいと感じた。
野崎さんは嫌な人物かと思ったら、バレエ団が利益を得るために裏でさまざまな調整を行っていて、イメージががらりと変わった。
達弘がパーティーで機転を利かせた場面は、読んでいて心が苦しくなった。
2人が亡くなってしまった理由がとても悲しかった。
印象に残っている文