石持浅海さんの作品。
一歩ずつ進む、二歩前を歩く、四方八方、五ヵ月前から、ナナカマド、九尾の狐の6つの話が収録されている。
スリッパが勝手に移動する、歩いてると人から避けられる、浴室の電気が勝手に点くなどの謎を、研究所で働く小泉が解決していく物語である。
「一歩ずつ進む」では、さまざまな検証を重ねるシーンが理系らしいと感じた。
「二歩前を歩く」では、もし自分がその状況に置かれたら、絶対周りの人に相談するだろうと思った。
「五ヵ月前から」では、切ない結末になったと感じた。
「九尾の狐」が一番印象に残っている。最後がとても良かった。
印象に残っている文