湊ナオさんの作品。湊ナオさんの本を読むのは初めてだ。
朋美は二十歳の頃に親友の瑞穂と一緒に熊野のツーリングへ行った。十年ほどして、瑞穂は残念ながら亡くなってしまった。
朋美はふとしたことから、瑞穂の夫と息子とともに熊野のツーリングに再び行くことになる。
紀伊半島はまだ人生で一度も行ったことがないので、いつか行ってみたい。本州最南端の地で写真を撮ってみたいと感じた。
未来の自分に向けた手紙を預かるライダーハウスというのが素敵だと思った。
最後に、お互いに取り決めた爆竹の暗号が使われたのが嬉しかった。
コロナ禍で溜まってしまったストレスを発散できるのは、このような自然を味わう行為なのだと思った。
印象に残っている文