似鳥鶏さんの作品。
高校2年生のライが、偶然雨音と七輝という姉妹と出会い、クラスメイトのキヨと謎解きを一緒にしていく物語。
ライとキヨがお互いの良い点を無いものねだりする場面が印象に残っている。私自身は、役に立つのかわからないことでもどこかで役立つ場面が来ると考えている。他人の趣味や得意なことを尊重できるような人間になりたい。
暗号作成の動機が今まで読んだ本の中ではあまりないパターンだった。
あとがきでは、男性主人公の一人称をどうするかについて書かれていた。100年後の小説ではどのような表記になっているのか楽しみである。
印象に残っている文