『火喰鳥を喰う』
原浩さんの作品。原浩さんの作品は初めて読む。横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作である。
戦時中に亡くなった大伯父の日記が見つかって、雄司のもとへ届く。ところが、いつの間にか日記の記述が消えたり、雄司の周りの人の行動がおかしくなったりと、不審な出来事が多くなる。
次は日記がどんな記述に変わるのか、誰がおかしくなってしまうのか、と次々にページをめくっていった。
読んでいて背中のゾクゾクが止まらなかった。
貞市の生きる執念を強く感じた。
日記において、戦地で次々と隊員が亡くなっていく記述を読んでいて悲しかった。
印象に残っている文
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