石田衣良さんの作品。4年前に読んだことがあったが、面白かったのでもう一度読んでみた。
月島に住む14歳の少年4人の話である。主人公のテツロー、頭の良いジュン、太っているダイ、病気持ちのナオト。4人とその周りで友情や性、家庭の問題などが起こる。
中学生の頃にしか分からなかった感覚が文章で表現されていて、石田さんはすごいと思った。
「大華火の夜に」と「空色の自転車」がとても印象的だ。「大華火の夜に」では、ナオトの行動に心を動かされた。自分の望む形で最期を迎えられて良かったと思う。「空色の自転車」では、ダイを取り戻すために3人が立ち向かうシーンがかっこいいと思った。4人の中ではジュンが一番好きだ。ジュンのように周りから頼られるような人になりたいと思った。
印象に残っている文