『あの日のオルガン』
五十嵐佳子さんの作品。
集団疎開については聞いたことがあったが、疎開保育園というのは初めて聞いた。自分たちが生きていくだけで精一杯にも関わらず、子どもたちのために全力を尽くす保母さんの姿に感動した。疎開を受け入れてくれた地域の方々の人間性も素晴らしいと思う。効率を重視せず、子どもたち一人ひとりの母親役となったところが素晴らしいと思った。
戦争は「はい、この日に戦争が終わるのでそれまでの期間がんばってください」
というようなものではなく、いつまでも終わりが見えないのが辛いことだと思う。
印象に残っている文
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