瀬尾まいこさんの作品。以下の話が収録されている。
夏の体温
魅惑の極悪人ファイル
花曇りの向こう
「夏の体温」では、同じ病院に入院する瑛介と壮太の友情が描かれている。瑛介が夜にプレイルームのおもちゃをひっくり返す場面がとても印象的だった。壮太の明るさには驚いた。きっと将来立派な大人になると思う。
「魅惑の極悪人ファイル」では、大学生作家の大原早智が周りから「腹黒」と呼ばれている倉橋を取材する。最初は「倉橋はどのくらい腹黒い人なんだろう?」という目で読んでいたが、バスケットボール部の話を聞いたあとからは、「倉橋くんはめちゃくちゃ良い人だ!」というように印象が変わった。
印象に残っている文