秋吉理香子さんの作品。
副操縦士の間宮が、国際線デビューとなるフライトでさまざまな事件に巻き込まれていく話である。
アイスクイーンの異名を持つ氷室や、見た目はチャラいが仕事はよくできる幸村と一緒にフランス行きの飛行機で日本を旅立つ。
パイロットの知識がふんだんに書かれており、大変勉強になった。一度試験に合格したらそれで終わりではなく勉強と訓練をしなければならないと聞いて、改めてパイロットの方々の凄さを感じた。
行きのフライトの事件が一番印象に残っている。男性がとても誠実であり、包容力がある人だと感じた。2人には幸せな生活を送ってほしいと思った。
スリやぼったくりに遭う間宮くんが可哀想だとは思うが、なぜだか笑ってしまう自分がいた。
氷室と幸村の関係性に驚いた。今後また二人が乗る飛行機の物語を見てみたい。
印象に残っている文