垣谷美雨さんの作品。
片づけ屋として人気である大庭十萬里が、様々な問題を抱える依頼人と部屋の片付けや人生の整理を行う物語。
以下の作品が収録されている。
清算
木魚堂
豪商の館
きれいすぎる部屋
「木魚堂」がとても印象に残っている。
最後の「きれいすぎる部屋」では、大庭十萬里が視点人物となっていて非常に面白かった。ずっと謎だった依頼人の行動の理由が明らかになったとき、依頼人に同情する自分がいた。
自分では大切だと思って置いてあるものでも、実は必要がなかったということが数多くありそうだ。片付けは定期的に行っていきたい。
「清算」では、部屋の状態は心の落ち着き具合と比例しているということを学んだ。
印象に残っている文