横関大さんの作品。
厚労省に勤める真波莉子は、現総理大臣の隠し子である。
どんな仕事も完璧にこなす彼女についたあだ名は、「ミス・パーフェクト」。
彼女の警護をする城島とともに、難題を解決していく。
この本を読むまでは政治家の派閥というのがよく理解できていなかったが、具体的な事例を見て少しは理解できた。
赤字のファミレス店舗の立て直しでは、このような策を用いるのかと驚いた。
馬渕の銃撃事件の真相は意外なものだった。城島の立場を考えると複雑であるが、少しは気持ちも楽になったのではないだろうか。
赤字経営が続く市立病院の立て直しでは、反発が来るとわかっていてもそれを実行する莉子の勇気がすごいと感じた。
印象に残っている文