『星やどりの声』
朝井リョウさんの作品。
六人兄弟の琴美・光彦・小春・るり・凌馬・真歩の物語。
それぞれの視点で一章ずつ書かれている。
長女である琴美の章が最後に来ていて、個人的に感動した。
素敵な兄弟、素敵な家族である。
小説を読むうちに、ビーフシチューを食べたくなってきた。
星やどりのようなお店が近くにあれば、ぜひ常連客になりたい。
印象に残った文。
本を借りるって、自分がこういう人ですってバレてしまうみたいで、ちょっと恥ずかしい。
↑ 同感である。
女子は磁石に似ている。気が合うもの同士はなかなか離れない。だけど、何かの拍子で裏返しになってしまった子は、もう二度と仲間にはなれない。
↑ なるほど。
海というものを背景にすると、人間は急に脇役になる。
↑ 壮大な海の姿に自分のちっぽけさを感じる。
自転車の二人乗りがうまい人って、人生のいろんなことをうまく操れる気がする。
↑ なかなか難しい。