市川拓司さんの作品。
以下の作品が収録されている。
「もしもわたしがそこにいるならば」
ダイビング中に母が溺れて亡くなってしまい、残された父と娘。
娘の前に母のかつての恋人だった内藤が現れ、母の恋について知る。
自分の過去の恋愛を子どもに知られてしまうというのは、かなり恥ずかしいことだと思う。反対に親の過去の恋愛を知るのも、変な気持ちになりそうだ。
「鳥は死を名づけない」
入院してたまたま隣になった時枝と私。
時枝が亡くなってしまうのが残念だったが、彼と過ごした日々は私にとってかけがえのないものだと思う。
「九月の海で泳ぐには」
中学校教師の周作と刈谷
教え子の吉村。
フリークライミングはやったことないが、相当頭を使う競技だと思う。数多くの選択肢の中から、自分が登る道を選んで実行するところが本当にすごいと思う。
印象に残っている文