『図書館危機』
有川ひろさんの作品。
昇任試験のために、子供に読み聞かせをする場面が印象に残っている。
手塚にも苦手な分野があることを知って、少し安心した。
言葉狩りについての章では、作者の思いも込められていると思った。その言葉でないとニュアンスが少し変わってしまうというように、どんどん使える言葉が制限されていくのは悲しいと感じた。
玄田隊長は生命力が強すぎると思った。
郁が嫌がらせをされる場面は、読むのが辛かった。
印象に残っている文
「ちょっと大丈夫!?」「う、うん、ちょっと痛かった」「いやカップが」「そっちか!」
「甘いわね、何にぶつかって怪我するか分からないのが幼児よ。奴ら、あたしたちに見えない何かが見えてるとしか思えないダッシュ力で壁とかに突進していくからね」
「これは自分は傷つかずに相手だけ傷つけようとする奴の思いつくことだ。お前は違う。」
私は業は深かったが、多くの理解者をもまた得たのだね。