原田ひ香さんの作品。
桐子は友人のトモと同居していたが、トモが病気で亡くなってしまい今は独りである。
桐子はやがて長く刑務所に入れられる犯罪を考え始める。
桐子の人柄がよく、助けてあげたいと思えるような性格だった。仕事をきちんと行っていると、自分に返ってくるのだと感じた。
万引きや詐欺、殺人などは遠い世界の話ではなく、本当に実行する覚悟さえあれば誰でも手を染められるということに改めて気づいた。
久遠や大家さんのように周りの人がとても良い人で、今後の桐子の生活を見るのが楽しみだ。
「兄貴」は桐子に殺人を断られて、今後どうなっていくのだろうと感じた。
印象に残っている文