『トリガール』
中村航さんの作品。
初めて中村さんの作品を読んだ。
「トリガール」はドラマ化されたと過去に聞いたことがあった。
この本を読んで、鳥人間コンテストについて詳しくなることができた。
パイロットはアスリートであるということを学んだ。
今度テレビでやっていたらぜひ観てみたい。
印象に残った文。
「重力に逆らうってのはさ、本当は神様に逆らうことなんだ」
世の中のメガネには、人望の厚そうなのと薄そうなのの二種類いるのだが、この人は人望の厚そうなメガネだ。
↑ 人望の厚そうなメガネになりたい。
怒るときは、素早く怒っておかないと、後で怒ったってもう遅いということをわたしは知っている。
「でも、やりたいことなんて最初はないんじゃないかな。そういうのって後からわかると思うの。きっかけなんて縁だし。楽しそうって思ったら、好奇心に乗っかってやってみるだけだよ」
↑ やりたいことが見つからないときに出会いたい言葉。
やるべきこととやりたいことが今、がっちりとシェイクハンドしたのだ。
↑ ハンドシェイクしたら最高である。
「パイロットが乗り込んでフェアリングを閉じた状態を、機体の完成って言うんだ。だからパイロットは完成した機体を、外から見ることができないんだ」
「経緯はどうあれ…パイロットってのは、選ばれた人間なんだ。権力やクレジットカードでは、人力飛行機のシートに座ることはできない。乗りたくても、乗れるものじゃない。仲間に選ばれて、信頼されなきゃ、決して、乗れないんだ」