南杏子さんの作品。
南さんの作品を読むと、いつも医療従事者に対して尊敬の念を覚える。ときには患者から文句を言われ、病院内での人間関係も複雑で本当に大変な職業であると思う。なかなか難しいとは思うが、労働環境を少しでも改善してもらいたい。
次の言葉が特に印象に残っている。
「水戸君、もう一度言っておくよ。死は負けじゃない。安らかに看取れないことこそ、僕たちの敗北だからね」
延命治療をすることと、患者の意思を尊重すること。
終末期医療に向き合う医師の葛藤は私たちには計り知れないものだと思った。
印象に残っている文