「みんなポンコツで愛おしい」 2024/10/19の日記
久しぶりに早朝6時からのバイトに入った、はやすぎ!自分で組んだとはいえこの事態は由々しい。2分遅刻して入った矢先に放たれた第一声が、津軽弁チックな「こんばんは」だったので、遅刻してきたことを大袈裟に表現してくる独特なレトリックだなって感心していたところ、後の文脈で自分が未提出だったものに対しての質問でしかなかったことに気がつきがっかりです。「検便は?」じゃないのよ、うんち提出するってなんだよ、勤めてるバイト先が飲食業だからって、グリルに入る人間はうんち提出する義務が半年に一回発生するけど、待てと!このイベント誰が喜ぶんじゃいと!正確にはうんちの一部のまたその一部みたいな、エスプレッソうんちと言うべきかレメディうんちと言うべきか迷うそれを、どこの馬の糞かも分からない人間の元に送られる、まさしく”運送”されるわけで、ええまあいいんですけど。頑なに出さないです。個人的に提出は朝昼夜でしています、どこかの下水道に。代謝が良い方なので、快便ってやつです
人ってめっちゃよくみてみると訳分からんくておもしろい。駅のホームを友達と歩いていると、休日の昼間なのにこんな時間からもう人だかりができてる、みんなそれぞれの方向を向いて我が道を突き進んでる、そこに迷いは無いように自分からしたら見えてしまう、何してんだろうこの人たちってツボに入った、幸せそうでどこかバカそうに見えるのがウケる。喋らないで淡々と進んでいくのもウケる。自分は普通に歩いているだけですよって顔して歩いてるように見えてくるのもウケる。あなたが歩いているだけで面白がる人間がここにいる事もいざ知らず、黙々と突き進んでいく、電車についたら鮨詰めにされて人間として扱われることはなく、ただ物質の並行移動に需要と経済が絡んでいる事実もウケる。利便性を追求した結果、人間の手によって人間が人間として扱われない機構を作り出したという事実もウケる。満員電車でキレている人がいるけど、満員電車という概念にきっとキレていて、でも概念だから行き場のない怒りが発生して、いつか怨念として顕現しないかな。電車男っていう、サンボマスターが主題歌やってたあのドラマってそういうドラマだったんじゃないかって勝手に思ってるし、みんな好き勝手生きてるように見えるけど、家に帰って布団かベットの中に入ったら、毛布にくるまって天井の一点を見つめながら、1人反省会の幹事を務めているのかなと思ったら莞爾って感じだ。めちゃくちゃ愛おしいじゃあないか、ポンコツで。やっぱりサンボマスターってことか。