BPLの面白いところ発表ペンギンが教える BPLの楽しみ方

みなさんこんにちは。”観るe”あでりーです。好きな総菜はおつまみソーセージとペペロンチーノです(それは総菜じゃないですよね?)。そばにカクテルがあると最高ですね(もう総菜って前提どっか行ってますよね?)。

さて、ZEROから数えて4年の歴史を重ねてきたBEMANI PRO LEAGUE、その最新シーズンであるBPL SEASON4の放送がいよいよ7月24日から始まります(リアタイ?知らん)。ファンの方はもちろん開幕を心待ちにしていると思いますが、例えば去年のJAPAN eSPORTS AWARDSで「え、BEMANIって大会やってんの?」「この顔から手が生えてる絵のチーム見たことないんだけど?」みたいな方。ようこそBPLへ(勝手に観る前提にしてしまおう)。
このnoteでは、そんな「BPLってどんなもんか分かんないけど初めて観るよー!」って人向けに、BPLの見どころ、楽しみ方をお教えしちゃいます。。。ていう名目で、勝手に自分が思うBPLの面白いところを語っちゃいます。
beatmania IIDXやBPLのルールは…公式HPにもあるし、有志の方が分かりやすくまとめてくれていたりするので、そちらを見てください(丸投げ)。読みました?

「で、何が面白いの?」

いや、観てみるとこれが面白いんですよ。


0.集中するのは一瞬でいい

BPLは大体以下の流れで進みます。
選手入場→(ストラテジータイム(チームで相談する時間)→課題曲発表→準備→先行の人が選んだ曲プレイ→準備→後攻の人が選んだ曲プレイ)×3回)→試合終了
この中で観るべきは「課題曲の発表」と「曲のプレイ」の時間です。逆に言えば、それ以外の時間は何かをしながら流し見をしてもいいし、友達とワイワイしゃべっててもいい。何ならお菓子をつまんだりお酒を嗜みながらでも。その間も実況解説の人が試合に向けて色々話してくれるのはもちろん、DJが曲を流してくれるので飽きることもない。この”緩急”がBPLの一つ良いところです。スポーツで言うと野球観戦とかを思い浮かべると近いかもしれませんね。
じゃあ本筋ともいえる”曲のプレイ”は面白いのか?

1.まずはプロの凄さを実感する

ルール説明の中で、「正確なタイミングで叩くとピカピカしたGREATで次が黄色いGREAT、あとはGOODとBADとPOOR」って説明されるじゃないですか。
で、実際に試合が始まったら、一度どちらかプレイヤーののプレイ画面に注目してみてください。できれば1st matchか2nd match、上手そうな方のプレイヤーの画面(どっちも上手ですけど)。で、真ん中くらいのGREATの表示をしばらく眺めてみましょう。
…ずーっとピカピカしてるんですけど?
BPLでプロとして舞台に立つ人は、平坦な譜面なら基本的に最高のタイミングでキーを叩き続けることができるんですよ。普通の人だと、平坦な8拍子とか16ビートだったとしても一定のリズム保つだけで難しいじゃないですか。いやこの時点でまずすんご。

2.譜面とオプションの多様性を楽しむ

そんな凄技のプロたちに襲い掛かるのが数々の課題曲。この曲一つ一つがクセモノばかりで、速度が途中で変わったり左右のオレンジのバー(スクラッチ
)がめっちゃ連なってきたり、そもそもノーツ(黒と白)が山のように降ってきたり。

ひたすら皿をまわすやつとか
ひたすら降ってくるやつとか

なので、もちろん勝負として点差を知るため真ん中のグラフエリアを観ることも重要なんですが、できれば譜面の方に注目してみてください。「こんなヤベー譜面人間にできんのかよ!」ってなります。まぁ目の前で人間がやってますが。
その時、どちらのプレイヤーの譜面を観るか迷ったら、実況解説の人が「正規」「MIRROR」って言ってる方を観ると良いです。IIDXの難しい譜面は、人間が押しにくい「階段」「縦連打」「デニム」(最後のは何?)といった配置をすることが多く、スコアを狙う選手はこれをRANDOMオプションで配置をバラバラにして押しやすくすることがあります。一方この辺の譜面って観る側からすると正規とかMIRRORの方が分かりやすいんですよね。

右側が「MIRROR」。ほら「階段」でしょ?

IIDXにおける譜面とは、F1のサーキットやゴルフのコースみたいなもんです。この一つ一つの違いが分かってくると、BPLが単なる数字のやり取り以上のeスポーツに見えてきてより面白くなってきます。

3.ストラテジーカードからの反応を楽しむ

さて曲プレイには及びませんが、課題曲の発表もお互いのチームの戦略とプレイヤーの個性が現れる見どころです。でーすーがー!練りに練って選んできた課題曲を突然変更してしまうストラテジーカード。
選手も人間ですから、思ってもいなかった曲が選ばれると派手なリアクションが出る。これもまた見どころです。やっぱり人間の素が出るところ面白いよ。

(お互いの「アーっヤバいの来た」の表情)

(五体投地!?)

4.勝負を楽しむ

個人的には、勝負にこだわるのはプレイとか選手とかを観て競技自体の面白さが分かってからでいいと思うんですよね。で、勝負に注目しようとすると両プレイヤーの点差が気になってくるんですが、点差はある程度実況の方がしゃべってくれるので、それを耳にしながら把握するくらいで十分かな。グラフエリアは、実況解説陣が「ブレーク」とか言ってくれる譜面の降ってこないタイミングでチラッと目を移すといいでしょう。

(で、この曲3度のブレークであり得ないことが起こるんですが)

あとはやっぱり曲の最後、勝負が気になると点差のほうを観ちゃいますよね。この時は正直どこを観ろとか言えない。最後まで僅差だとどっちが上回るか気になるし、最後に逆転が起こると何が起こったのか譜面やプレイの方も気になるし。。。で、巻き戻したりアーカイブ見直したりするようになると、BPLが2度3度美味しくなってきます。

(最後の最後に。。。って展開、実はよく起こります)

5.限界スコアを楽しむ

さてここからは特にヤバい注目ポイントのご紹介です。
BPLはプロ同士の戦いなので、真ん中のグラフは試合終了時点で天井に届くくらいの勢いになります。つまり満点に近い。
その中でも、試合終了後に解説の人がなんか一桁の数字をうわ言のように繰り返したり、チャットで「4個って何個?」とか流れる場面があります。これは皆頭が悪くなってしまった…わけではなく、上手い人たちが観てもあり得ないほどの好スコアだからです。この時の会場のどよめき、興奮具合。驚きを通り越して笑ってしまいます。
なお、プレイ中に実況解説が「一個も出てない」「理論値ペース」とか言い始めたら”ヤバさ”は最高潮です(「理論値」=一切ミスをしていない完璧プレイ)。あとは「歴代」、これは歴代最高スコアの意、つまり世界最高記録だと思えばいいです。これらの単語が出てきた時ばかりは目を離さない方がいい。

(開幕戦からこれです。特別解説のやしきずも思わず笑う)

(え?これ?え?)

6.超絶プレイを楽しむ

さて素人目にはどの試合もスーパープレイに見えるかもしれませんが、その中でも解説の人がうろたえ始めたらそのプレイは要チェックです。解説の人はかつてのトップランカーだったり元プロだったり、つまり凄腕の人たちばかり。そんな人たちが驚き呆れるということは、もうそれは"人間辞めてる"系のスーパープレイだということです。これが大体1シーズンに1回は訪れます。

(「コンボを繋いでいる」異常事態)

(解説のTANMENさん一言目に「やはりか。。。」と絶句。)

(せっかく事前に押し方の解説したのに「そのまま押す」という異常事態)

9.終わりに BPL観よう!

こんな感じで、プレイ回数も少ないし腕前も全然低レベルな私も毎シーズンBPLを楽しんで観ています。
もしこの記事を読んで開幕までにもう少しBPLのことを知りたいと思ったアナタ向けに、過去シーズンの名試合をまとめた記事もご用意しています。

それではみなさん、7月24日の開幕戦配信でお会いしましょう!


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