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【ポケカデッキ紹介】オリジンディアルガ×メタング構築と回し方
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参考デッキリスト
はじめに
今回ディアルガで16人規模で有利対面のマッチング運がよかったとはいえトレーナーズリーグに優勝いたしましたので初めて優勝したこと、ディアルガは簡単ゆえに説明している記事があまりないということで書かせていただきます。
◆デッキの長所
・やることが明確なため比較的難易度が低い
・エネ加速からEXターンという派手な展開
・ルール持ちが多い構築に強く出れる
◆デッキの短所
・非ルールのみの構築に弱い
・事故率が高いわけではないが序中盤が苦しいことがある
・LOには弱い
◆主な採用カードの理由
まず大前提としてこのデッキの中心となるのはディアルガとダンバルメタングをどのくらい入れるのかというのがある。ディアルガを4-3で入れる構築やメタングを2体立てればいいということで3-3にしている構築もあるが、私はディアルガ3-3とダンバル4-4にした。理由としては基本的にディアルガは前と後ろで立っていれば事足りること、メタングが手札とサイド落ちで山に2枚ないときのケアが難しいことが挙げられる。
ディアルガVとディアルガVstar
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このデッキのメインアタッカー。基本は前で後手1エヴォリューションをするため、Vの上技メタルコーティングはあまり使うことはないが、どうしてもエヴォが使えなかったときに使う。このデッキはハイパー4とゲコの隠し札があるのでトラッシュに鋼エネが落ちていることは多い。
また下技は4エネとはいえ180打点あるためVstarに進化せずとも殴る手段はある。
VstarはVstarパワーの220打点+EXターンがとにかく強力。これによりボスやプライムでサイド4枚とって捲るプランが取れる。しかし上技のメタルブラストもかなり強力で、1エネから起動できるワザであることからスタークロノスだけでは敵を倒せない悪リザなどを先に小突く、非ルールを処理する、終盤はHP330ラインも狩れる大技にもなる幅広く役割のあるワザである。
メタング
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このデッキのメインエンジン。とにかくこれを場に揃えないと話が始まらない。山札から4枚見て好きなだけエネをつけるこのカードは本当に破格で、2体場にいるときは8枚めくってエネ加速ができる。このデッキにはエネが19枚採用されているため、1ターンで4~5枚加速は結構現実的だったりする。
ネオラントV
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ぺパー引換券
このデッキはペパーを打てるか打てないかが本当に左右されるので後手1から絶対に打つために2枚採用としている。ナンジャモを呼ぶこともできるが、ナンジャモは縦引きしたときに使うくらいで基本は山札からグッズを減らしてメタルメーカーの確率を上げたいのでデッキ圧縮の目的でもペパーをサーチしたい。終盤はボスを呼ぶこともできるので1回使ったら2回目は終盤まで取っておこう。
ミュウex
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痒い所に手の届く便利枠
このデッキは手札が1.2枚になることも多いので序盤のドロソとしても有用。またこのデッキ唯一の逃げ0なのでこのミュウスタートが多分一番強い。っただ今の環境は相手のワザを使ってもそこまで打点のあるカードは少ないので複数採用したいわけではない。またメタングで加速はできるのでプライムやボスでギラティナやゲッコウガを釣ってロストインパクトで気絶なりセビエ2体をげっこうしゅりけんで処理なりトリッキーな活躍をすることはある。トドロクツキの狂い抉るだけはそのまま気絶するのでサイドが3枚以上相手2枚以下の場合を除いて使わないように。
ザマゼンタ
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非ルール枠
基礎打点が100あるので2進化のたねを狩れる数字でありながら追加効果なら古代未来の非ルールから一部ルール持ちまで相手できる。ただできればこいつを使うプランよりディアルガ2体で終わらせたいのであくまでサブプランとして採用
エーススペック枠
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今回はプライムキャッチャーを採用。
人によってはマキシマムベルトやヒーローマントの構築も見るが、ベルトはげんきのハチマキを採用していること、280も1ターンで飛んでくることがそこまでないので攻撃を1回受けてスタークロノスという役割を全う出来ることが多いことからマントも不採用。ペパー4投に加えミュウがいるのでプライムを使いやすいケースが多い
げんきのハチマキ
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個人的に必須
理由としてはすべてのポケモンの打点に貢献すること。ディアルガのスタークロノスとザマゼンタの追加効果込みの火力が230になるのが本当に強い。
これでトドロクツキ、テツノカイナ、エンテイを倒せるラインになる。
それに加え一番重要なのがリザードンexを倒すラインである。ハチマキ込みなら7エネメタルブラストで倒せるようになる。ペパーで山から持ってくることもできるので山札の圧縮もしやすい。
◆調整の中で不採用にしたカード
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暗号マニアの解読
ゲッコウガ採用してるし、メタングでも確定で2エネ加速できるから強いのでは?という理由で検討したが正直タイミングがない。序中盤はペパーで圧縮するほうがエネ加速の確率にも貢献しつつ必要なパーツも揃えられるので後々デッキへの貢献が出来ること、プライムキャッチャーはペパーで取りに行くし、終盤はボスの指令使いたいので有効な場面がそこまでなかった。
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タウンデパート
エヴォのサーチとかできるし強いと思って入れていたが問題はタウンデパートが山札に残っているときにサーチする手段がないこと、ペパーを使うので採用は見送った。妨害系のスタジアムが出た時の対策として入る可能性があるのでこれから入る可能性は十分ある。雪道返してくれないかな
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イキリンコex
序盤の安定にはなるんだがこいつ自体が負け筋になりやすいこと、正直なくてもデッキが十分回るし手札にきているエネを隠し札以外で捨てたくないので必要ないと判断。博士の研究も同様の理由で不採用
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かじばのいっぱつ
ラストのカウンターとしてディアルガがいなくても使えるカードとして検討。しかし基本的に相手も2-2-2のサイドプランを取るので相手のサイドが残り1枚になる場面がない。
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カウンターキャッチャー
正直強い対面がない。これを打てる状況=既にもう盤面が不利であることが多いため不採用とした。スタークロノスボスプライムで大体事足りるので要らないと判断。
◆大まかな立ち回り
・序盤
とにかくメタングを2体そろえることを意識する。
・中盤
メタングの特性でエネ加速しつつディアルガVstarのスタークロノスのタイミングを図る。
・終盤
スタークロノスによるEXターンとプライムキャッチャーボスの指令でサイドを取り切る。
◆細かいあれこれや立ち回りのコツ
サイドは2枚程度なら渡してもいい。目の前のサイドのためにスタークロノスすると負けるのでEXターンで2体処理できる盤面と手札の時にVstarは使いたい。
リザ対面はサイドとってないならワンパンされない。なんならサイド2枚とっていても280は出ずワンパンされないためむしろサイド献上してカウンターキャッチャーするためにも初手ネオラントでもあんまり困らないレベル。とにかくメタングとディアルガを揃えることが大切。
リザ相手には基本Vstarでメタルブラストを一回打っておく。エネ2以上120打点入るのでバトル場のリザがスタークロノス圏内に入る。そこからボスやプライムでロトムなり後ろのリザなりを処理することでサイドを有利にする。
エネの枚数は常に意識する。最初に山札を触るタイミングで山札とサイドに何枚サイドがあるのか確認したほうがいい。だいたいサイドに2~3枚はエネが落ちてるので手札の枚数を差し引いてエネの管理は厳しめにしたほうがいい
ボール系やサポートで積極的に山札のエネ以外のカードを抜く。こまめに山札を触ることでメタルメーカーの確率を上げたい。そこでも場と山札にいくらエネがあるのかは念頭に置いておきたい
メタルブラストの打点ラインを覚えておく。7枚+ハチマキで330でリザ、5枚で240でたねex、6枚で280でVstarが特に重要。素点40があるので計算ミスによるエネのつけすぎには注意。ちなみにパオは2エネ、セグレイブは1エネで処理できる。
ポフィンは複数回使わないこと。メタングを3体出すと盤面がきつすぎる上にエネ加速が過剰になることが多いので2体がマスト。理想的な盤面はバトル場にディアルガ、ベンチはミュウ、ディアルガ、ゲッコウガ、メタング2体が多分一番強い。
◆スタークロノスを使うタイミングについて
このデッキの最大の強みであるVstarパワースタークロノスでEXターンの取得という絶対的なアドバンテージをどこで使うべきかを解説したい。
使ったほうがいい場面
・種切れを狙える対面。種切れで勝てるならそれに越したことはないので積極的に使おう。
・相手の盤面にアタッカーが育っておらず、ボスかプライムキャッチャーが使えてスタークロノスと次のターンのメタルブラストでアタッカーを2面取れるとき。こちらはテンポを取っているのでスタークロノスを使うターンと次のターンでメタルメーカーを最大4回使えるので後続の育成をしつつバトル場のアタッカーを倒せるラインのエネを前につけることができる。
使ってはいけない対面、または使わないほうがいい対面
・スタークロノスで戦局を動かせないとわかっている対面。スタークロノスは強力ではあるが絶対に打ってはいけない場面が存在する。それはバトル場のポケモンが絶対に倒せないとわかっているとき。例えばリザードンなど2進化exやヒスイヌメルゴンなどスタークロノスだけでは倒せないとわかっているときには絶対に打たないようにしたい。せっかくのVstarパワーを使うのだから森の封印石より強い場面を見極めることが大切。またここでベンチにいるネオラントなどは相手する必要はない。ボスで後ろのアタッカーやシステムポケモンを処理したほうがいい。ヌメルゴンにしろリザードンにしろ1ターンで280を出すポケモンではないので一回メタルブラストで小突いてhp220以下にしてスタークロノスで倒せる状況にしてから打つこと。
◆有利対面不利対面について
有利対面は主にルール持ちが2体以上いるデッキは基本的に強く出れる場合が多い。環境に炎タイプがあまりいないのもあって等倍で殴れるならそれなりに有利に戦える。しかし非ルールだけのデッキやVのダメージを受けないミミッキュやギルガルドのデッキを使う相手には絶望的。オーダイルなど非ルールもありますがそこと当たったら運が悪かったと割り切ったほうがいい。今の環境はリザードンが多いので非ルールデッキはいうほどたくさん当たるわけでもないし。ただイダイナキバLOはエネ加速でデッキの圧縮する都合、時間をかけるほど厳しくなる。イダイナキバには早い段階からスタークロノスして種切れを狙う立ち回りが多分一番勝ち筋として強い。
◆制作コストは高い?安い?
ぶっちゃけここが1番だと思う。ここからはメルカリの参考価格としてざっくりと紹介する。
ディアルガV150円×3
ディアルガVstar150円×3
メタング→50円×4
かがやくゲッコウガ400円
ネオラントV100円×2
ミュウV100円
ザマゼンタ80円
ネストボール100円×3
なかよしポフィン600円×2
プライムキャッチャー2500円
すごいつりざお100円
ペパー100円×4
ボスの司令80円
ナンジャモ100円
ダンバル4枚、ハイパーボール4枚、ロストスイーパー、エヴォリューション2枚、げんきのハチマキ、ロストシティ、エネルギー19枚
全てストレージ30円×32=960円
1から組んだとして総額8120円となる。ここからストレージと汎用を抜いたこの構築でしか基本使わないカードであるディアルガV.ディアルガVstar.ザマゼンタ.ダンバル.メタングが1300円。かなり安くないか?
最後に
ディアルガのデッキはコンセプトが明確で難しい要素があまりないので初心者が握るにもお勧めできます。エーススペックはヒーローマントやマキシマムベルトでも強みは発揮できるのでプライムキャッチャーがなくてもコンセプト通りに回せることができます。またポフィンが1回使えればいいのでサイド落ち考慮で2枚採用していますが1枚からでも回せます(その際はネストを入れましょう)
正直大型大会で勝ち続けられるほどの安定性はないですがジムバトルで楽しむ分には十分なカードパワーがあると思います。EXターンというディアルガにしかできない派手なデッキでとにかく楽しい構築なので一度握ってみてほしい。
公開後に判明した改善点と追記
2月4日/改善点についてです。カウンターキャッチャーをロストシティにしました。理由ですがLOやオーダイル、パオジアンに対してスタークロノス込みでバトル場と後ろをロストに送ることで戦況を有利に運べる場合が多いからです。デメリットとしてはペパーで持って来れない、縦引きするしかないというのがありますが、非ルールに対しても強く出れるようになるためロストシティ1枚はありだと思います。2枚目は正直いりません引けたら使うくらいですね。あとエンテイをロストに送りましょう。野放しにしたら壊滅します