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三菱重工浦和レッズレディースってなんだ?

 こんにちは、アデ公です。はじめましての人ははじめまして。
 今週末(というか明日)、浦和駒場スタジアムにて我らが浦和レッズレディースと大宮アルディージャVENTUSとのさいたまダービーが開催されます。それに向けて「浦和レッズレディース、名前は聞くけどどんな感じなんだろう」となる人もそれなりにいらっしゃると思い、ちょっとしたチーム紹介の記事を書いてみようと思います。
 これを見て「よっしゃ!いこ!」って感じでスタジアムへ足を運ぶ……ことはないにしても、初めて行かれる方に何かしらプラスになれば、と思います。
 では、始めていきます。

1 浦和レッズレディースってどんなチーム?

 浦和レッズレディース(正式には三菱重工浦和レッズレディース)とは?皆様ご存知浦和レッズレディースチームだよ!

 ……という説明で済ませたら「そんなん分かってるよ!」って言葉と共に大ブーイングが飛んでくること間違いなしなので、チームの概要、昨年度のチームの成績・WEリーグ参入以降の通算成績、リーグ内での立ち位置をほんのりと紹介してみます。

チームの概要
チーム名:浦和レッドダイヤモンズレディース
(三菱重工がネーミングライツを取得してるため呼称は「三菱重工浦和レッズレディース」となっている。)
ホームタウン:埼玉県さいたま市
ホームスタジアム:浦和駒場スタジアム(埼玉スタジアムで開催することもある。昨シーズンは全試合駒場スタジアムで開催。一昨シーズンはホーム開幕戦のみ埼玉スタジアムで開催。)


2023-24浦和レッズレディース戦績


 WEリーグ:優勝(18勝3分1敗/22試合)
 WEリーグカップ:グループステージ敗退(グループA 3位/6チーム、2勝2分1敗/5試合)
 皇后杯:準優勝
  AWCC(※):優勝(グループリーグ:1位通過、3勝/3試合)
  ※Asia Women's Club Championshipの略。AFCアジア女子クラブ選手権。

 23-24シーズンの成績はこのような感じ。リーグ優勝とアジアのタイトルは獲れたもののカップ戦に関しては悔しさが残る結果に。今シーズンはリーグはもちろん、カップ戦のタイトルも獲りたいですね。(リーグカップについては準決勝進出を決めています。目指せ優勝!)

浦和レッズレディース通算成績(WEリーグ参入後、2021-22〜2023-24)

WEリーグ
   優勝(2022-23、2023-24)
   準優勝(2021-22)
WEリーグカップ
   優勝(2022-23)
   グループステージ敗退(2023-24)
皇后杯
   優勝(2021-22)
   準優勝(2023-24)
 ベスト8(2022-23)
AWCC
   優勝(2023-24)

 3シーズンでリーグタイトル2回(2連覇)、リーグカップと皇后杯、アジアのタイトルはそれぞれ1つずつ獲得している、という状況です。

クラブの立ち位置
 上記の成績から鑑みて国内での立ち位置を説明するならば、リーグやカップ戦において優勝候補に目されるクラブであり、あらゆる舞台で優勝を求められるチーム、といった感じでしょうか。かなりざっくりですが、「めっちゃ強いチーム」と言っても過言じゃないと思います。男子トップの方も国内でそういう立ち位置を取りたいなあ。
 国内のみならず、アジアにおいても昨年度実施されたAWCCで優勝するなどその強さを遺憾なく発揮しており、いずれはアジアを代表して世界と……という立ち位置を取り得るクラブです。(ちなみに、2024-25シーズンの女子ACLでは決勝トーナメント進出を決めてます。目指せ優勝!)

2 浦和レッズレディースにはどんな選手がいるの?

 ここでは浦和レッズレディースにどんな選手がいるのか紹介していきます。主に先日公開された大宮とのダービーマッチを含む11月ホームゲームのキーヴィジュアルを基に紹介していきます。

キーヴィジュアル
浦和レッズレディース公式サイトより

(リンクはこちら↓)


 キーヴィジュアルに映ってる選手(後ろから)
      遠藤優選手  池田咲紀子選手
 高橋はな選手 島田芽依選手
伊藤美紀選手 塩越柚歩選手 石川璃音選手
    柴田華絵選手

遠藤優 選手(背番号 2番)
主なポジション:右サイドバック
強いフィジカルを活かした守備と力強いドリブルでの持ち上がりが魅力の選手。先日の代表戦で日本代表に選出された。

池田咲紀子 選手(背番号 1番)
ポジション:ゴールキーパー
レッズレディースの正守護神。シュートストップのみならずフィードも素晴らしい選手。

高橋はな 選手(背番号 7番)
主なポジション:センターバック
強いフィジカルを持ったディフェンスが持ち味の選手。時としてFWとしても起用される。その際は「……本職?」と思いたくなるプレーも見せる。

島田芽依 選手(背番号 15番)
主なポジション:(センター)フォワード
若き浦和のエース。一昨シーズン8得点、昨シーズン9点と2年連続で2桁に迫る得点数を挙げてるだけに今年はそれ以上を期待したい選手。

伊藤美紀 選手(背番号 5番)
主なポジション:サイドハーフ(主に左)
豊富な運動量でサイドからチャンスを作れる選手。小柄ながらヘディングで点も取ったりする。

塩越柚歩 選手(背番号 19番)
主なポジション:攻撃的MF(トップ下)
ラストパス、フィニッシュ共に一級品の選手。昨年度はアシスト数がリーグでNo.1である。こんなシュート入るのか!と唸るスーパーゴールを割と挙げてるイメージがある。

石川璃音 選手(背番号 3番)
主なポジション:センターバック
レッズレディースの若きセンターバック。気迫のこもった守備が魅力。日本代表のメンバーにも何度も選ばれている。守備面でヒヤヒヤすることはほぼないが、いつ海外に見つかるかというポイントではヒヤヒヤする選手。

柴田華絵 選手(背番号 18番)
主なポジション:セントラルハーフ(ボランチ)
レッズレディースの頼れるキャプテン。中盤で相手のチャンスを刈り取る。小柄ながらプレーには気迫が十二分に込められている。

 ざっとこんな感じでしょうか。ちなみにキーヴィジュアルに載っている選手を実際のポジションに当てはめるとこのような感じに。

試合ではこの選手たちを中心に見ておくと間違いはないと思います。

 参考にですが、上のフォーメーション図にスタメンで起用されることの多い選手を当てはめるとこんな感じ。↓

選手のやりくり、戦術等で選手・ポジションを入れ替えることもありますが、多分これが1番オーソドックスな布陣になるかな、と
(2024-25 WEリーグ第1節 vs日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦 スタメン・フォーメーション図)

 キーヴィジュアルに載ってない選手から注目してほしい選手を軽めに紹介します。(全選手の紹介は……別の人に任せます。頼んだ。)

長嶋玲奈 選手(背番号 13)
ポジション:DF(CB、SB)
センターバックでもサイドバックでも起用される選手。
個人的には同世代ゆえもっと頑張ってほしいという期待を込めて見てしまう選手。

栗島朱里 選手(背番号 6番)
主なポジション:センターハーフ(ボランチ)
柴田選手とボランチのコンビを形成する。相手のボールを刈り取るのもさることながら刈り取ったボールをチャンスへ繋げる。サイドバックとしてもプレーできる。

藤﨑智子 選手(背番号 36番) 
主なポジション:サイドハーフ
今シーズンユースから昇格。リーグ開幕戦でスタメンに抜擢され、デビュー戦でいきなりゴールを挙げた期待の新星。プロの舞台にもっと順応して強みを伸ばしていけば将来の攻撃の核になり得る選手。

福田史織 選手(背番号 12番)
ポジション:ゴールキーパー
一昨シーズンは池田選手が怪我で長期離脱していたため若手ながら守護神を務め、リーグ優勝に貢献した。セービングが持ち味。

角田楓佳 選手(背番号 14番)
ポジション:センターハーフなど
出場機会を増やしている若手のセンターハーフ。U-20のアジアカップの代表に選ばれており、見せ場を作った。中盤の期待の星。

猶本光 選手(背番号 8番)
ポジション:攻撃的MFなど
テクニックやシュート技術が高い選手。セットプレーのキッカーを務めることも多い。現在は怪我で離脱中。復帰して再び攻撃の中心として躍動する日を心待ちにしたい。

安藤梢 選手(背番号 10番)
ポジション:FWなど
浦和レッズレディースといえば、な選手。ベテランであり、今までの経験値ゆえかキーパー以外の様々なポジションでそつなくプレーできる。一昨シーズンのリーグMVP。現在は怪我で長期離脱中。復帰とゴールを心待ちにしたい。

3  試合はどこでやっているの?

 ホームゲームは基本的に浦和駒場スタジアムで開催しています。ここでは駒場スタジアムについて紹介していきます。

浦和駒場スタジアム(外観)

アクセス

浦和駅から1.7km
北浦和駅から1.9km
(参考:埼スタ〜浦和美園駅:約1.5km)

 どちらの駅から歩いても全然歩ける距離ではあると思います。かかる時間はおおよそ2〜30分程度でしょうか。
 レンタサイクルを活用してみる……のもいい手だとは思いますが、スタジアム内の駐輪場はすぐ埋まりますし周辺も試合開催日だと埋まりがちなので注意です。浦和駅からスタジアム駐輪場までだとおおよそ15分程度です。

Hello Cyclingさんのポートの情報
スタジアム駐輪場とスタジアム近くの青少年宇宙科学館が1番近い場所となります。
ただし、近い分埋まるのも早いです。

 後は浦和駅東口からバスに乗るのも選択肢の一つです。
 浦和駅東口からバスに乗り、駒場運動公園入口バス停にて降車して徒歩5分ほどです。
 乗車時間は……道さえ混まなければ10分ほど、混むとそれ以上かかることもあります。かなり急ぐ時には別の手段を取るのもいいかもしれません。
 ちなみに、北浦和駅からでもバスはありますが、本数が少なめ(1時間1本くらい)なのでバスに乗るなら浦和駅から乗るのがおすすめです。

浦和駅から駒場運動公園入口バス停を通るバスの時刻表↓

参考として、開場時間の12時に現地に到着できそうな形で計算したのはこちら↓


座席について

 メインスタンドはおおよそ全て開放されています。バックスタンドは1階の座席のある部分のみ開放(集客が見込める場合は2階も開放)です。立ち席は基本的には開放しません。
 ゴール裏は座席のある部分のみ開放です。(立ち席は開放なし。)

メインスタンドより
メインスタンドの上の方から
上の方だとピッチ全体が見渡せるので、俯瞰して見れます。
何より、屋根があるので雨の日でも安心!
……ちなみにこの日はピッチに水溜まりができるほどの土砂降りの雨で、この時は雷雨ゆえにゴール裏から避難しての1枚です。
屋根万歳!
バックスタンド2階。
手前の看板裏はフレンディアシート(ピッチサイドシート)。
参考ですが、ピッチサイドからはおそらくこんな感じの景色かなあ、と。
(さいたま市のマラソン大会に参加した際に撮影)
ゴール裏から
陸上トラックがある分若干距離は感じます。
向こう側のプレーが見えづらい……のは自分の視力の悪さのせいだと思いたい。

スタジアムの施設について

 メインスタンドのコンコース内には売店があります。選手コラボのフードは売店の隣で別にブースを作って売ってます。
 メインスタンドで観てる方はもちろん、ゴール裏で観てる方も利用可能です。(メインスタンドの端からゴール裏のスタンドへ行くため。)

写真右側の赤い看板のところが売店。


 バックスタンドは……売店の類はないので外の自販機・キッチンカーを利用する、もしくはメインスタンドのゲートで買い物する旨を伝えてメインの売店を利用する形になります。

バックスタンドコンコース。
男子の時は営業してる売店もレディースの時はやってないようです。


4  試合はどうやって見るの?

 DAZN等の中継を見るか、現地で見るかの2択ですね。……まあ、ここまで露骨に現地へ行くの誘導しといてそれか?とは思いますが……。
 ここでは現地に観に行くことを想定してチケットの買い方を説明します。

 チケットを買う手段は、大きく分類すれば、ネット上で買うor現地の当日券売り場で買うの2択です。
 当日券については、販売状況によっては売り切れの席などもあるため、希望の席がある場合やフレンディアシートでの観戦などを希望の場合ネットで事前に買う必要があります。

当日券売り場。ビジターゴール裏スタンド(いわゆる出島)の下にあります。
購入者の情報を指定の用紙に記入(写真の緑色のテントにて)して、受付で料金を支払ってチケットを受け取る、という形式になります。

 さらにネットで買う場合はおおよそ3通り。
 ・REX TICKETで購入する↓

 浦和レッズサポーターお馴染みREX TICKETにてチケットが購入できます。
 行きたい試合を選択した上で、指定席の場合は「座席を指定して購入」より、自由席の場合は「座席を自動選択して購入」から購入します。
 グループでの観戦の場合は「わいわい」(→メイン自由席が2・3人分でお得に)、「うきうき」(→バック自由席が2・3人分でお得に)がおすすめです。

席種については以下を参照↓

 ちなみに、唯一買えないのはビジター側のチケットになりますが……これを読む人でそこのチケットを買う人はいないはず……。
(ビジターの人が読むかは分からないけど、ここで敵チームの情報収集しようとしてんじゃないよ!)

 ・WEリーグチケットで購入

 WEリーグの公式チケットサイトWEリーグチケットから購入できます。ただし、指定席は座席の指定ができません。(自動選択と同じ。)
 また、フレンディアシートについてはここから購入できません。(メイン・バックの「うきうき」「わいわい」については購入可能。)
 ちなみにですが、セブンイレブンでの発券だとバーコード付きの引換票を出してくれるので地味に好きです。めんどくさいけど。

これです。
コンビニバイトしてた身としては、レジでの一手間(番号の打ち込み)が減るのでこういうのは地味に嬉しいです。

 ・チケットぴあで購入
 (リンクがうまくいかないのでURLのみ。ごめんなさいぴあさん……。↓)
 <https://t.pia.jp/pia/artist/artists.do?artistsCd=53160047>

 ぴあでも購入可能です。使用はほぼWEリーグチケットと変わらないので正直お好みで……という感じ。アウェイのチケットも買えるらしい。一度もここで買ったことないけど……。だからリンク貼れないのか。

5  おわりに

 拙い紹介だったとは思いますが、ざっとこんな感じです。レディースの試合見る人の背中をそっと押せる内容であることを……祈るしかありません。他人の気持ちを爆上げして「よっしゃ行こ!」にさせる記事を書く技量なんてありません。ご了承ください……。

 本当に最後に余談なのですが、レッズレディースを見に行く人はなぜレディースを見に行くんでしょうか。
 自分でも「そんなん言わなくても分かるでしょ!」と一蹴することはあれど、ふと(なんでだろう……。)と考えることはありましたが、なかなかこれぞ!な答えが出ず(というかそこまで深く考えず)にいましたが、広島戦の後、飲みの場でご一緒したサポーターさんに納得できる答えを頂いたのでここで共有します。
 Q.なぜレディースを見に行くのか
 A.決まってんだろ、浦和のエンブレムをつけて闘う人がいる。見に行かないわけねえだろ!
 確かにな、と思いましたし、ここ最近ほぼ毎回何も考えることなくチケット買って参戦してますが多分心の奥底にあるのはこの思想なのだな、と改めて思いました。
 あなたも浦和のエンブレムをつけて闘う選手をサポートしに行きませんか。皆様是非とも現地でお待ちしています。無論ですが、中継を見る形でのサポートも歓迎です。皆様で力を合わせて浦和レッズレディースを強くサポートしていきましょう。

 それではこの辺で。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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