#15 北千住 銭湯出たら5分でクラフトビール！
Additional time blues （Podcast番組📻）
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北千住駅 夕方4時
1月27日 夕方4時、僕は北千住駅東口（別名 電大口）にいた。
この時間に北千住駅に降り立ったのには訳がある。
銭湯が開くのが4時だからだ。
北千住呑みの醍醐味、それは飲む前の銭湯
どんな季節でも、そう、冬であろうとも風呂上がりのビールは美味いものだ。あの感動を味わうために銭湯に行きたくなった。
銭湯天国 北千住
タカラ湯、金の湯、ニコニコ湯、大和湯、美登利湯・・・
北千住駅近くには銭湯が沢山ある。
宮造りの立派な外観の銭湯も多い。梅の湯のその一つだ。
梅の湯 ～外観内装が美しくお湯も良し～
梅の湯は唐破風と破風屋根の二重構造が美しい。入る前に暫く見惚る。
いよいよ中に入る。
暖簾をくぐると正面に滝昇りの鯉のタイル絵。
そして、その絵を中心に扇状に配された傘立て。実に造形美に溢れている。
さぁ、風呂に入ろう！
身体を洗い湯船に浸かる。
高天井を見上げるていると清々しい気分になる。
背後には男湯と女湯を跨ぐ大きな富士山のペンキ絵。
さっきまで駅の雑踏にいたことが嘘のようにリラックスできる。
お湯は清らから地下水を沸かしていて、肌あたりがとても良い。
サウナこそ無いが駅から1分程の好立地で地下水のお湯に入れるなんて、言うことがない。
「あー、いいお湯だった！」
誰に言うでもなくそう言って、さぁ呑みに行こう！
さかづき Brewing
梅の湯で熱い風呂にサッと入り、風を感じながら電大口を流していると直ぐにブルーパブ（ビール醸造場を併設したパブ）さかづきBrewingに到着する。
早速、IPAビールを注文
銭湯を出てからまだ５分だが、クラフトビール屋で「カーーッ！うまい！」と唸った。なんていい街なんだ、北千住は。
北千住の醸造所
北千住駅西口のさかづきBrewingへは何度も通っているが、電大口にもブルーパブ（醸造所併設のパブ）があるのだ。
ジャギ飯店という座ったら勝手にギョーザが出てくる店の脇にある細い路地を入った所にひっそりと存在している。
コロナの間は閉めていたこともあり、まだあまり気が付かれていない。
教えてくれたごとうさんに感謝しかない。
老舗天婦羅屋 いもや
クラフトビールを2杯呑んで店を出ると夕方5時半になっていた。
一緒に飲んでいるごとうさんと目を合わせる。
「西口に行こう！」
駅の東西を地下で結ぶ連絡通路を足早に通り西口に出た。
僕らには行きたい店がある。夕方5時に天婦羅いもやが夜の部の営業を開始するのだ。
宿場町通り（旧日光街道）のさらに奥の細い通りにいもやはある。
昼は天丼目当てに行列ができる老舗天ぷら屋だ。
カウンターと小上がりだけのこじんまりした店内は落ち着く。
瓶ビールを飲みながら上天ぷらが揚がるのを待つ。
サクッ、サクッ
「うまーーーーーいっ！」
目の前で揚げてもらった上天ぷらは文句なく旨い。あぁ幸せ。
冷蔵庫に貼ってあるガールズアンドパンツァーのステッカーを見ながら大将とガルパンの話で盛り上がる。
大将が大洗で80過ぎのおばあちゃんに「ガルパンかい？」と聞かれたという話が微笑ましく、行ってみたくなった。
それにしても天ぷらが旨い。美味すぎる。
長居は粋じゃないのでサッと喰って店を出たが、またいもやで上天ぷらが食べたい。
まだ夕方6時前だ。
この後、どの店を廻るか相談しながら北千住の裏路地をそぞろ歩き、僕らは宵の口を楽しんだ。
（つづく）
Additional time blues（Podcast番組📻）
Starring: ごとうさん、ニコラス
（2024.01.27収録@東京・北千住）
ニコラス・ケイイチ
元気ながん患者。2024年秋頃に生前葬をするのが当面の生きる目標✨
サポート戴けたら生前葬の費用として活かします♥
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