カビの除去方法
カビは、浴室、キッチン、洗面所、トイレなど、湿度の高い場所によく発生します。特に梅雨の季節は湿度が高くてカビが一番好む環境になるので、家中に繁殖しています。
カビは見た目が悪いだけでなく、アレルギーや健康被害の原因となるので、正しく理解し対処しましょう。
以下、その方法をご紹介しますので、参考にしてください。
カビの除去方法は、以下の3つのステップに分けられます。
1. カビの種類を確認する
カビには様々な種類があり、代表的なカビの種類と特徴は以下の通りです。
ただしカビは色だけで特定できるほど単純ではないので、あくまで参考としてください。
黒カビ: 最も一般的なカビで、浴室や洗面所に発生しやす
い。
赤カビ: 浴室やトイレなど、水分の多い場所に発生しやすい。
青カビ: 食品や木材などに発生しやすい。
白カビ: 食品や革製品などに発生しやすい。
2. カビを除去する
カビの種類を確認したら、それに応じた方法でカビを除去します。
一般的なカビの除去方法
塩素系漂白剤: よくあるスプレー式の、カビ〇ラ-や、カビ取り〇〇タ-が代表商品です。次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする商品が、これに該当します。強力な殺菌効果があり、多くのカビに効果的です。時間の経過とともに徐々に効果が上がり、30分でMAXに達します。
注意すべきは金属や布などの場合、素材を傷めることがあるので、対象となる材料の特性をよく調べてから使用しましょう。酸素系漂白剤:オキシドールがこれに該当します。
塩素系漂白剤よりも安全性が高く、材料劣化を気にしなくても良いというメリットがあります。
ただし、カビの殺菌効果は塩素系漂白剤よりも弱いというデメリットもありますので、上手に使い分けましょう。重曹: アルカリ性で、カビの繁殖を抑える効果があり、家のお掃除に適しています。重炭酸ソーダ(炭酸水素ナトリウム)が主成分で100均などでも手に入ります。
エタノール: カビの殺菌剤です。カビが生えた後に殺菌する事も出来ますし、予防もできます。一般的には消毒用エタノールを使用しますが、消毒用エタノールも薬局では2種類売られているので気を付けてください。「消毒用エタノールIP」という「IP」付き表示だったら、食器などには使用しないでください。なぜならIP(イソプロピルアルコール)は口に入れるには安全ではないからです。
場所別のカビの除去方法
浴室: 塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を使い、カビ取り剤をスプレーして洗い流す。
キッチン: 塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を使い、カビ取り剤をスプレーして洗い流す。
洗面所: 塩素系漂白剤や酸素系漂白剤を使い、カビ取り剤をスプレーして洗い流す。
家具: エタノールや重曹を使い、カビ部分を拭き取る。塩素系漂白剤や酸素系漂白剤は家具を脱色する可能性が有るので、使用を避けましょう。
3. カビの再発を防ぐ
カビを除去した後も、カビの再発を防ぐために以下の対策が必要です。
換気を十分に行う
湿度を下げる
掃除をこまめにする
カビが生えやすい場所にカビ防止剤を使う
カビの除去には、以下の点に注意が必要です。
ゴム手袋、マスク、ゴーグルを着用する
換気を十分に行う
子供やペットの手の届かない場所に洗剤などを置く
カビ取り剤は説明書をよく読んで使用する
自分でカビの除去するのが難しい場合は、専門業者に依頼することもできます。