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人工生命時代こんにちは!2021年大晦日

今年も一年間、沢山の応援ありがとうございました!

2021年のアドダイスは、AI導入事例が増えAIが現場に根付いたことを実感できる一年でした。

事例が公開され皆さんにもお話できるようになりました。
「よく頑張ったね!」というメッセージ、本当に嬉しかったです。

検査での活用は順調に広がり海外の工場や農場での利用に向けて準備を進めています。
Zoomのお陰で皆が生活している場所をつないで打合せできるので展開が加速した一年でした。
宇宙でも役に立つかも?ということで来年は準備に向けた取組が始まりそうです!

半導体や電子機器の業界では不具合を検査するだけでなく分類することで不良の原因になった工程の対策をして不良を出さないようにする源流管理にAIを活用していただいてきました。

さらに一歩先を目指す人達のために、人間が全て検査や制御をしてきた時代に作った仕組みをAIサービスがあることを前提に1度ゼロから考え直してみるAIサプライチェーンの考え方を提唱してきました。

AIの検査履歴もブロックチェーンで改竄不可能にし安心してAIに任せられるようにしたうえで、社会全体で重複している検査や制御を世界中で統一してしまえば、超高齢社会で3K仕事の従事者がいなくなっても安心です。

ちょっと前は何言ってるんだこの人という感じでスルーされていましたが、今年は賛同者が出て本気で予算取りしてもらえるようになりました。来年の普及を楽しみにしていてください!

ライフサイエンスでも大きな前進がありました。

一人でも多くの命を救い、社会生活も守ろうと立ち上げたCOVID-19-ResQプロジェクトへのご支援、本当にありがとうございました!

新型コロナの感染制御技術として、①医療機器ではない一般向けの体調の観える化と共有機能、②医療機器として新型コロナの重症度・重症化リスクを観える化するリスク測定機能、それぞれの開発に取り組んできました。

①一般向けの健康データの観える化と共有・監視の仕組みは開発を終え、7月から提供を開始しました。

ウェアラブル装着者の健康データを複数機関と共有して不調があれば管理者や本人にアラート通知する仕組みは、多くの企業でも採用され、自治体の病院でも住民の見守りにご活用いただいています。

AIで精度を向上していくために来年は実測データを大幅に増やします。ご期待ください!

②の医療機器としての研究は来年も継続して取り組みます。環境変化を再学習して継続的にアップデートするAIの特許技術を、変異株ごとに重症化速度が変わる新型コロナ対策に生かしていきます。

遺伝子情報の解析など大掛かりな研究のためには大きな資金が必要です。
研究メンバーが安心して研究に取り組めるように資金獲得が必要ですので来年も引き続きお力添え頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。

また、コロナ禍の前から取り組んできた予防医学のためのAI開発は新年もさらに力強く進めて参ります!

世界に一人しかいないユニークな存在と生き様をAIで学習し、病気になる前の早い段階で気づきを与えて、その人にぴったり合わせた健康管理を提供する、それがライフスタイル医学AIです。

コロナ禍で、

十分に気を付けている人が病気になるのはやむを得ないから咎めるべきではない

病気になろうが勝手でしょと不摂生して病気になるのはまともな大人のすることではない

という認識が広まったと思います。


心や体が病んでいくのに気付かないでいると大金を治療費に使うことになります。

自分の事だから病気になろうが勝手でしょ、という考え、

国民皆保険制度で給与天引きの額を増やし手取を減らす原因を作っているのは、こういう自儘な考えです。

気を付けていても避けられない病気もある一方で、気を付ければ避けられる病気もあります。


身体の状態をモニターするResQ Bandを装着していると本当に多くのことが分かります。センサーの種類を横断して予兆を自動探索する独自技術をここに生かします。

2025年の医療給付費は54兆円、税収は60兆円なのにここまで膨らんでいます。
医療費の負担で子供達の未来を押し潰さないように健康管理もAIの見守りを活用することで病気になる前の未病の段階で気付いて手を打てるようにしまう。自分も家族も社会もハッピーにする自分たちの使命への期待をひしひしと感じた一年でした。

未来の人工生命社会を体験してみようという好奇心旺盛なユーザーの皆さまに支えられて挑戦の日々を送ることができました。

お役立ちの機会を賜り本当にありがとうございます!

2022年、新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

アドダイスCEO 伊東大輔