![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72136596/rectangle_large_type_2_a26720aca292f537fe8aa9455aa2030d.jpg?width=1200)
愛媛 大洲を歩いた
1月の末ごろ、突然の愛媛出張が舞い込んだ。
宿泊先は「大洲」らしい。
愛媛と聞くと、道後温泉が頭に浮かぶ。果たして、「大洲」には何があるのか?
私に観光のために与えられた時間は、夜勤〜夜勤のインターバル。
睡眠時間と準備の時間を考えるとおよそ5時間
さぁ、行くぞ!
徒歩圏内で楽しめる観光
大洲のほぼ中心に位置する観光駐車場に車を停めて、とりあえず「大洲城」へ向けて歩き出す。
大洲の見どころはほとんどこの観光駐車場から徒歩で巡ることのできる手軽さがあるようで、リサーチをろくにせずに隙間時間観光な私には好都合!
観光駐車場からすぐにお城が目の前に姿を現す。
左手にはなにやら古民家をリノベーションしたようなホテルが並んでいます。
これが出張でなければ泊まってみたかったなぁ・・・
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86750623/picture_pc_20bb7a1287f780d0ef8c0a1f5633978b.jpg?width=1200)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86750674/picture_pc_f1962e6e690b7c53639fd6e32b39dafe.jpg?width=1200)
坂の上に大洲城が姿を現す。
ここからの登り、なかなかです・・・
訪れたのは冬だったので良かったものの、夏だったら・・・
街を見守る天守閣
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86750847/picture_pc_14a1314b70d2defb2d8d44f66fcbb979.jpg?width=1200)
急な坂を登ってようやく辿り着いた大洲城
決して大きなお城ではありませんが、綺麗に整備されており風格が漂います。
てっきり現存天守かと思っていましたが、平成16年に木造で復元されたお城だそう。
一歩足を踏み入れるととても綺麗で、最新のホテルのような雰囲気すら感じます。
![](https://assets.st-note.com/img/1679130080170-kW9mgwgOfn.jpg?width=1200)
それもそのはずで、1日城主として宿泊できるそう。
一泊2名で100万円ほどで、ただ泊まるだけではなく色々とおもてなしや体験もできるのだそうです。
お金のある方、お城が好きな方、調べてみてはいかがでしょうか?
腹ごしらえは「白石うどん」
![](https://assets.st-note.com/img/1679379680748-Z4F1G7wsNM.jpg?width=1200)
大洲城のすぐそば、うどんがおいしい、中華そばが美味しいお店だそう。
おや?観光できるのは今日だけ、どちらもいっぺんには食べられない・・・
![](https://assets.st-note.com/img/1679380032614-XwC4n3aDdT.jpg?width=1200)
そんな悩みを解消してくれるメニューが存在しました。
「手延べうどんと中華そばの2色麺」
中華そばのスープに、うどんと中華麺が両方とも入った不思議な光景
非常に美味しくいただきました。
一本一本手で延ばしているといううどんは、口当たりが柔らかくて夜勤明けの胃に優しくするすると食べれます。
一度で2度美味しい、お店の方々も暖かくて大満足な腹ごしらえとなりました。
歩いて感じる歴史の街並み
![](https://assets.st-note.com/img/1679380712105-trB89yk1xY.jpg?width=1200)
いよいよ歩いて街を散策していきます。
散策には滞在しているホテルに置いてあったこのMAPを使用しました。
各所の所要時間や見所がわかりやすく記載されており、非常に便利です。
いつもながら何も調べない私の観光にはうってつけです。
共通観覧券の活用
![](https://assets.st-note.com/img/1679381305200-tGWq8I8xLj.jpg?width=1200)
観光MAPがあるとは言え、今回の限られた時間内で見所を巡るには限界があるので今回は、大洲城の入場時に勧められた3施設の共通観覧券を活用しました。
観光MAPに載っている色々な誘惑に迷わず、行き先を決めることができます。
歩く楽しみがある大洲の街並み
![](https://assets.st-note.com/img/1679381510981-OBgag0slEg.jpg?width=1200)
今回、初めての愛媛、初めての大洲の街を歩いていて一番印象に残っているのは、ただただ歩いているだけなのに目を楽しませてくれる歴史ある街並みとレトロな建物たち、そして街全体で観光を大事にしている空気感でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1679382417860-BMIV88EtIS.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1679381699178-p6RWRfYTG6.jpg?width=1200)
もちろんここで暮らしている人たちも居るので、下手なこと書くと世知辛い昨今ですが、さながらレトロなテーマパークに入り込んだような、そんな街。
![](https://assets.st-note.com/img/1679381848297-kiQCxH9ZD5.jpg?width=1200)
そんな街だからこそ、「東京ラブストーリー」を始め、様々なテレビドラマのロケ地にも採用されていたようです。
写真の郵便ポストのように、特徴的なロケ地にはしっかりと案内板が設置されています。
日本建築を楽しむ「臥龍山荘」
大洲の観光として調べると、大体出てくるのはこの臥龍山荘
肱川の崖の上に聳える「不老庵」が観光案内としてのインパクトを持っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1679382140841-RtVomEwflG.jpg?width=1200)
臥龍山荘はこの不老庵以外にも臥龍院など、重要文化財に指定された美しい日本建築を、落ち着いた空気の中で楽しむことができました。
![](https://assets.st-note.com/img/1679382379113-NtAskvTk79.jpg?width=1200)
臥龍山荘から盤泉荘へのみちのり
大洲城から臥龍山荘へのみちのりが楽しく、さらに臥龍山荘でものんびりとしてしまったため、もともと予定していた観光用の時間が残り僅か
せっかく買った、共通観覧券がこの時点では時間に追われる種となってしまって焦って最後の目的地へ向かいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1679382651041-mDLZNLyL4c.jpg?width=1200)
ただ、この道のりがまた旅情を感じさせてくれる良い雰囲気でしたので、写真を並べてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1679382726501-GGQlPDqgiy.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1679382807488-WzRf924Gmb.jpg?width=1200)
大洲の街の新たな見所「盤泉荘」
![](https://assets.st-note.com/img/1679382921405-w2CEoXlVpx.jpg?width=1200)
最後にやってきたのは、大洲の街から少し外れたところに位置する「盤泉荘」
ここは貿易家、松井家の住宅でつい最近まで実際に人が住んでいたのだそう。
そのため、一般公開が始まったのは2021年の4月からなのだそう。
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無事に開館時間に間に合ってみて回ることができました。
こちら、平日で人が少なかったからなのか、閉館間際だったからなのかわかりませんが、受付のお姉さんが一緒に説明して回っていただいたので、ただただ見るだけではなく、とても勉強になりました。
随所に遊び心とこだわりが詰まっていて、説明を聞いた後もしばらく余韻に浸りながら滞在してしまいました。
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予定時間は大幅に過ぎて・・・
なんとか観光施設の開館時間には間に合って、大満足の半日を過ごすことができましたが、結局のところ夜勤に向けて少し体を休めるつもりが、その時間までしっかりと使う結果となりました。
正直、大洲の街をさらっと上部だけ撫でて観光したに過ぎないものでしたが、言葉にするのが難しい、本当に楽しいひとときを過ごせる街でした。
「古い街並み」とうたう観光地は全国各地に点在していますが、ここ大洲の街はそんなありふれたキャッチフレーズには埋もれない、歩いて楽しむ魅力に溢れたところに感じました。
これからやっと観光に出かけようというとき、一つ、行き先の候補に「大洲」の街を入れてみてはいかがでしょうか?
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