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アドコム・メディア,公式note始めました!

 はじめまして。東京都新宿区,JR大久保駅近くで展示会の主催と書籍出版などのお仕事をしている,アドコム・メディアの広報担当です。
 これから公式noteで発信をしていきたいと思い,簡単ではありますが弊社を紹介いたします。どうぞよろしくお願いいたします!


創業時は「精機通信社」でした

 弊社が約59年前に創業したときの社名は「精機通信社」でした。最初は精機学会(現在は精密工学会)の事務局業務サポートサービスや広告代理店のお仕事などをしていたそうです。
 創業者の松下要(「もとむ」と読みます)は弊社を立ち上げる前,機械試験所の図書館に勤めていたことから,精機学会にご縁があったと想像します。もう松下は鬼籍に入り,真実を知るものはあいにくすでに社内にはおりませんが…
 弊社発行の光と画像工学の技術情報誌「O plus E」によれば,機械試験所時代の同僚は東京工業大学名誉教授の辻内順平先生。辻内先生は「O plus E」で数々の連載を担当してくださり,書籍の翻訳等も含め,弊社は大変お世話になっています。
※弊社の別アカウント「O plus E note」に,辻内先生のインタビュー記事「私の発言」を先日アップいたしました

光と画像に関する,展示会と出版,事務局代行の会社です

 弊社は現在,「精密工学会 画像応用技術専門委員会」「画像センシング研究会」,「日本映像処理研究会」,「レーザー輸入振興協会」など,複数の学協会事務局代行業務を担当させていただいております。事務局代行のお仕事は松下要が弊社を創業して以来,ずっと続いている大切なお仕事です。

 現在,弊社は「画像センシング展」「国際画像機器展」の展示会を主催しています。「画像センシング展」の前身,「国際画像計測機器展」も学会事務局のお仕事から始まったそうです。
 「光学技術コンタクト」誌,Vol. 16, No.10, pp.23-27(1978) の「国際画像計測機器展 始末記」には,弊社がその展示会事務局を担当するまでの経緯が記されています。
 国際会議である「高速度写真と画像計測国際会議」の第13回会議は,1978年に日本で開催されることになりました。この会議では毎回展示会が併設されており,ぜひ日本でもぜひ展示会を開催して国内外の関連技術を集結させたい!という機運が高まったそうです。
 そして計画されたのが第1回「国際画像計測機器展」。開催にあたり,弊社初代社長の松下要がその事務局長となりました。この会議は目標60小間のところに85小間のご出展をいただき,来場者も目標5000人に対し1万人を達成と,大盛況だったそうです。
 これは余談ですが,第13回「高速度写真と画像計測国際会議」は,当初モスクワで開催される予定が,急遽日本での開催に変更されたそうです(何があったんでしょうね)。そんなタイミングの開催で展示会まで実行してしまうとは,当時のご関係者のパワーに驚くばかりです。
 この「国際画像計測機器展」,現在は「画像センシング展」と名を変えて,毎年6月に開催しています。また,この展示会は,弊社が事務局を担当している「画像センシング技術研究会」が開催している「画像センシングシンポジウム(SSII)」と同時開催となっています。
 また,弊社から発行していた雑誌「O plus E」も,この展示会がきっかけで生まれたとのことです。
 「O plus E」は紙媒体の雑誌としては現在休刊中ですが,現在「O plus E note」として引き継きコンテンツを提供しているところです。また,O plus Eの人気連載「光の鉛筆」は11巻まで書籍化するなど,実は多くの書籍も刊行しています。

 弊社は現在,事務局代行,展示会主催,出版事業と多様なお仕事に関わっていますが,共通するのは「光」と「画像処理」関連であるということ。光技術も画像処理技術も,今の世の中に欠かせない,重要な技術分野です。AIやロボット,画像認識など,製造業だけでなく建設業や介護・医療などに至るまで,あらゆる分野で応用が進んでいます。
 ヒト,モノ,コトが出会う(つながる)場所をつくる当社は,展示会やメディア(出版),業務サポートサービスを通じ,人と人,人とモノ,人とコトが出会い,つながる場所を提供することで,これらの技術の更なる発展をお手伝いできればと考えます。そこから新たなつながりが生まれ,また新たなモノ,コトを生み出すお手伝いをしていければ幸いです。

これからの「アドコム・メディア」

 こんな弊社ですが,今まで宣伝をほとんど全くしてこなかったこともあり,知名度が決定的に,致命的に,本当にありません。例えば他社さんの展示会で書籍を紹介すれば「ピンポイントな分野の本ですね」と言われ,そばに置いている展示会のポスターをみては「マニアックな展示会だね」と言われたり。確かにそうなんですけどね…。
 マニアックなのは裏返せば専門性や独自性のことであり,これは弊社の強みです。それはいいのですが,やはり弊社のことを多くの方々に知っていただかなければいけないと思うのです。まずは,去年後半ぐらいからX(twitter)をはじめとしたSNSなどでの発信方法などを見直し,少しずつ手探りで検討をしているところです。
 実際,「『アドコム・メディア』という社名なのにメディアらしいことはしていないのでは」と,実に耳が痛い声をいただくこともあります。「メディア」とつく社名に恥ずかしくない発信をすることは,けっしてハードルは低くありませんが,できることからやってみようと思います。

 O plus Eの創刊前よりかかわっている,弊社としては歴史のある展示会事業は,関係団体などのご協力もいただき,12月には「国際画像機器展」,来年6月には「画像センシング展」を開催の予定です。こちらについても,今後noteでもみなさまのお役に立つ情報を発信できればと思います。本当は展示会の歴史なども紐解きたいのですが,資料がほとんどないのです。徐々に探していければと思います。

 これからも,どうぞよろしくお願いいたします。