「住宅確保給付金」VS「家賃支援給付金」
コロナ禍で様々な支援金、給付金がスポットを浴びている中、思わぬ落とし穴がありました。
結論から申し上げますと。
「家賃支援給付金」は、「住宅確保給付金」より先に申請!
ということ。
なぜか。
ざっくり言うと、「家賃支援給付金」は、給付額を「申請月の直近の月の家賃支払いに基づいて計算するから」です。
例えば、アパート住まいの単身者がどちらも申請するとしたら、
厚生労働省の「住宅確保給付金」は、限度額53700円。例えば家賃60000円のアパートだと、月の家賃支払いが6300円まで減額。
経済産業省の「家賃支援給付金」は、家賃の2/3を6か月分支給。
するとどうなるか。
直近の家賃が60000円の満額支払いだったら、60000×2/3×6=240000円の支給。
直近の家賃が「住宅確保給付金」の支援を受けた6300円なら、6300×2/3×6=13200円。
片や24万円!
片や1万3千2百円!
大差!
なんでこうなる!
しかも、「住宅確保給付金などの支援を受けている場合は給付金が異なります」なんて、家賃支援給付金の説明ページのどこにも書いてない!
(一応『よくある質問』ページのリンクを貼ります。)
私のような貧乏人にとっては支援が受けられるだけでありがたいのですが、その支援金額にこうまで差がつくと、一言二言言いたくなるよ!
もう一度結論!
経済産業省の「家賃支援給付金」は、厚生労働省の「住宅確保給付金」より優先!
(注:この話は嘘偽りデタラメではありません。経済産業省の担当さんに電話して確認済みです。支給額のシミュレーションも込みで)