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不安にさせないコミュニケーション

最近、歯医者さんに通っているんです。

歯科医師さんや歯科衛生士さんなど代わる代わる診てもらってるわけですが、人によってやり方は違うし、説明量にも差があるしさまざまですよね。ま、そりゃ人によって異なるのは当たり前なので、それは良いのですが。

歯医者って意外と視野を奪われますよね。上にタオルみたいのをかけられて見えなくなる。見えなくなってから耳で、なんか怖い感じの金属音が聞こえてきて、口の中に器具を入れられるといういきなり感がかなりある。それが「歯医者怖い」っていう言葉につながっているのかもしれない。

見えている・見えていないにかかわらず、得体の知れないものは怖いもの。見えていないならなおさらで、そこは説明してくれる人はとてもありがたい。「今から◯◯しますからねー」「少し水が出ますー」「風があたりますー」みたいな感じに。人は理由がわからないと恐怖を感じるもの。そして、見えていない状態だと、自分が何をされているかわからなすぎて疑心暗鬼になるところもありますよね。でもあらかじめ伝えてくれれば対応できることもたくさんあります。

ミュージカルの公演のときによくスタッフに伝えているのが「状況をちゃんとお客様に伝えること」です。自由席なので、列に並んでいただくのですが、時間になっても入場できなかったり、先頭の方は入場しているのに、自分のところは全く動かないとか、「状況がよくわからない」ということに対して、人は不安になるものです。クレームにも繋がります。でも、状況が理解できれば大丈夫なことがたいていです。

情報がある/ないで大きなメンタル的な差を生んでいきます。だからこそ、ちゃんと丁寧に伝えていくことが大事です。人付き合いの中で、組織の中で、見せないまま、知らせないまま不安にさせていることはありませんか?

不安は大敵です。不安が広がらないように、日々、できるだけ情報をオープンにして、都度説明していきましょう。逆に全然情報がなくて不安になる時は「不安です」と伝えてあげましょう。相手は「見えている」「知っている」ので、気づきづらかったりもするからです。

お互いに気持ちよく活動するために、思いやりをもったコミュニケーションを心がけることが大切ですね。

歯医者さんに通いながら、そんなことを思いました(笑)。年末年始は親不知の抜歯と向き合うことになりそうです。不安です(笑)。


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安達亮
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