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【再開宣言】心躍る市民による表現活動の機会を社会に取り戻し、個性が響きあう社会を更に追い求めていきます!
2023年3月19日(日)キャナルシティ劇場(福岡)にて、ミュージカルのフィナーレでの「コモンビートは、すべてをこえて、強く強く、響きあうーーーーーー!」という歌詞と共に会場のボルテージは最高潮に達し、大団円に包まれました。
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2022年4月からスタートした「ミュージカル再開記念シリーズ」が2022年7月の関東公演、10月の関西公演、2023年3月の九州公演を経て、ゴールを迎えました。
コロナ禍で約1年間、再開に向けてみんなで取り組みました。その結果、心踊る市民による表現の機会を社会に取り戻すことができました。
コロナ禍での再開となり、いろんな制限やリスクを抱える中で、延べ264名のキャストが参加してくれました。参加することは簡単な判断ではなかったと思います。
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いつ感染拡大が起きても対応できるようにと強めの感染予防対策を講じ、短い練習日数にと負荷がかかる中、ひとりひとりがやり方を考えて工夫と協力をしてくれたおかげで、公演の幕を再びあげることができました。再開記念公演キャストのみなさんに改めて感謝を伝えたいです!ありがとうございます!!
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またコロナ禍において団体の存続とミュージカルの再開を果たすために2020年10月〜12月で実施したクラウドファンディング「#ふんばれコモンビート ミュージカルができなくても「共通の鼓動」を打ち続けたい!」では約1,060万円の支援をいただき、このミュージカル再開記念シリーズの運営を支えていただきました。応援をいただいたみなさま、改めて感謝申し上げます!
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2004年3月の団体設立から2020年3月までの約16年間、ミュージカルが止まることはありませんでした。「観る→参加する→観る」の循環が続いて、約6,600名の市民が舞台に上がり続けていました。直近では年間で約500名のキャストが生み出されていたので、コロナによって2020年・2021年の2年間で約1,000名の方々の参加が見送られたと思うと悔しい気持ちになります。
ですが、コロナ禍においても、こうして公演を再開することができたおかげで、2023年4月以降は「100人100日ミュージカルプログラム」が本格再開することができます。失われた1,000名の参加者を取り戻すべく、新たに「観る→参加する→観る」の循環を生み出していければと考えています。さらに心踊る市民による表現の機会を社会に取り戻していきますので、応援よろしくお願いします!
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そして、3/13にマスク着用が任意化され、5/8から5類移行されるというこのタイミングで、「公演」の再開を既に果たし、これから「プログラム」の本格再開にと段階を進めていけるのは、本当にタイミングが合ってよかったなと思っています。
そして、コロナ禍を経てコモンビートは新たな一歩を踏み出します。それは、「Musical For All ーあらゆるひとに参加と鑑賞の機会をー」というプロジェクトです。
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すべての人が享受すべき文化芸術からの感動体験をコモンビートのミュージカルにおけるアクセシビリティ整備や招待活動によって届けていきます。より多様な方々に「鑑賞」してもらい、より多様な方々に「参加」してもらい「多様性の幅を広げる循環」を生み出していきます!多様性の幅が広がれば広がるほど、キャストはいろいろな違いと出会うことになります。今まで以上に違いに溢れる100人の仲間たちと今まで以上に一筋縄ではいかない形で(笑)、一緒にミュージカルをつくることが、多様な価値観を認め合う社会の実現に向けた一歩になっていくはずです。
このプロジェクトは個人からの寄付、企業からの協賛、行政や財団からの助成金などで運営していきたいと考えております。ぜひ、この「Musical For All 」のコンセプトに共感いただけるようであれば、このプロジェクトのチャレンジを応援していただければ幸いです。
今年コモンビートは設立から20周年となります。そんな節目の年にコモンビートはコロナ禍でのミュージカル休止を乗り越えて、ミュージカルの再開していきます。それに加えて「Musical For All」の取り組みを進めていきます。設立から20年経ちましたが、現状に甘んじず、変化を恐れることなく、ビジョンを追い求めて、これからも挑戦していきます。
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さらに、コロナ禍でビジョンを見つめ直し「コモビジョン」を作成しました。これから再開していくコモンビートの道標です。ミュージカル再開しようと踏ん張ってきたのも、「Musical For All」に取り組もうとしているのも、このビジョンがあってこそです。ぜひ改めてお読みいただければ幸いです。
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そこには以下のように書かれています。
私たちが表現活動にこだわるのは、
それが「ありのままの自分」に戻る体験だからです。
自分をありのまま受け止めることは、
他者との違いを受容する力になる。
だからこそ、「心踊る市民による表現の機会を社会に取り戻す」必要がありました。そして、更にこう続きます。
必要なのは 少数の優秀なリーダーではなく
「ありのままの自分」を受け入れた
たくさんの「わたし」。
国でもなく社会でもなく、人を起点に、
「違い」を豊かさだと思える意識と行動を
世界中に広げていくことです。
どこにいても、どんなときも
自分という個性に、心から満たされて生きる。
このために、コモンビートが持つ多様性の幅をさらに広げていきます。「違い」を豊かさだと思うには、自分の個性に心から満たされて生きるには、多くの違いと出会う必要があると考え「Musical For All」に取り組んでいくということになります。
そして、すべての活動の大元にあるのは、
「違い」の中にこそ「共通の鼓動」はある。
という考え方です。多様性や違いと向き合うことは、簡単なことではありません。時に面倒臭いものであり、諦めたり投げ出したくもなるものです。それでも私たちはコモンビートらしく、いつでもエンタメ思考を忘れずに「楽しく」向き合い続けていきたいです。
ひとりひとりには違いがあることを前提に「ダイバーシティ&インクルージョンはわたしとあなたのこと(D&IはU&I)」というスタンスで、これから先も活動を形づくっていきます。
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コロナ禍を経て、ミュージカル活動の再開をここに宣言すると共に、これから先の活動への応援をお願いさせていただければ幸いです!
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団体設立20周年のご挨拶はこちら
2023年3月25日
NPO法人コモンビート
理事長 安達亮(りょう)
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