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子どもが発達障害でカサンドラ症候群に

こんにちは。
カサンドラ症候群と発達障害の家族のための相談・カウンセラー
安谷屋まゆ子(あだにやまゆこ)です。

カサンドラ症候群は配偶者やパートナーだけが原因とは限らず子育てでカサンドラ症候群になることもあるんです。

子どもが発達障害でカサンドラになること1

小さい頃から音などに敏感で育てにくい。
我が家の息子もこれがひどくて、抱っこやおんぶしている間に寝てくれてもベッドや布団に置くとすぐに起きてぎゃーッと大泣き。
インターホンでもドアの音でも大泣き。
寝ている間に音を立てるようなことができなくてテレビを観たりもできずずっと立ってるか何分もかけてゆっくり座ってもそこから動けない。
正直疲れ果ててました。
で、またこれを理解してくれる人がいない。
『そんなもんじゃない?だいじょうぶだって』
それで周りに話さなくなって孤独に陥る。
↑これ大きい。

子どもが発達障害でカサンドラになること2

周りと比べてしまうこと。
やっぱり言葉が遅いとか会話が成り立たないとか手を振り払って一人で行こうとしたり、同じ動きをするものに興味があってそこから離れようとしないとか、やっぱり他の子と違う。
でも、周りに話しても理解されないから結局言わなくなっていく。
私の場合は他の子を預かった時に
『こんなにも楽なのか!』
と思うくらい全然違って
『どこがそんなもんなんだ?全然違うし、子育てこんなに楽なの?』
そう思ったな・・・。

子どもが発達障害でカサンドラになること3

2歳頃のイヤイヤ期反抗期がないことがあるあるになってますが、その分思春期反抗期にいっぺんにやってくる。
一歩外に出ればアウェーだし、刺激がいっぱいある中で過ごして感情をうまく外で出せない分家に帰ってきてからの反動で全ての感情を親にぶつけてくる。
ここまで親の側のメンタルも落ちてることが多くて、手が付けられない。
IQ高めの子だと論破するし。
何か罰を与えようとしたら警察に通報して『虐待されてる』と言う子もいますからね。
そうなるとその日は家に入れなくなる例もあります。
家庭内暴力となることもあるし、逆に引きこもりになることも。
我が家の場合だと小4から家庭内暴力がひどくなって警察に電話して止めてもらわないとならないくらい酷かった。
小5の時にはとうとう家庭内暴力がひどすぎて児童相談所から一時施設に入れますと言われて2ヶ月ほど入所したな・・・。
その時にわかったのは元々言葉の誤認知はあったけどまさかね『暴力』の中に殴る・暴言を吐くはあったけど『蹴る』が入っていなかったこと。
すごく蹴られて全身打撲で救急搬送何度されただろうか。
この言葉の誤認知も問題。

もうここで心折れちゃう。
親の心が。

子どもが発達障害でカサンドラになること4

親の自己肯定感が低い。
『他の子と同じように』
そう思ってあれこれと手を出しすぎて疲れてしまう。
仲間はずれが怖いんだよね、心のどこかで。
特に日本は同調圧力が強いし『みんな一緒』が良しとされることがまだまだ多い。
わかってはいるけど、受け入れてなくて、思っていることと言葉や行動が伴っていなくてその差が大きいければ大きいほど心がついていけなくなって結局心折れちゃう、親の。

こんな感じで発達障害の子どもを育てることでカサンドラになる人も多い。

これで兄弟姉妹も発達障害だったり配偶者やパートナーが発達障害だったらダブルパンチ、トリプルパンチにもなるわけで。
なかなか周りに理解してもらえずに孤独感が増していくから、カサンドラになるスピードも変わってくる。

カサンドラから抜け出した今だから言えることだけど
『一人じゃない、同じような人はいる』
ってこと。
そして、心が辛かったら自分が先に病院へ行くこと。

一人じゃないよ。


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