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これからは君と日常に色を付ければいい


yonigeの歌に「とけた、夏」という曲がある。


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一瞬でも気を抜いたら
日常が灰色になってしまう
もう全部どうでもよくなって
日常が灰色になっていく
(中略)
すぐ会えることを知っている
でもね、連絡しないよ
これからはひとりで日常に
色をつけなきゃ

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昔から知っていたyonigeだが、最近歌詞の良さに気づいて聴き込んでいる。

この曲もとても好きでサビ以外の部分は歌うというよりは
語り口調で、サビだけメロディーがある。
そのメロディーもとても良くて音楽に詳しいわけではないが
彼女の才能に惹き込まれている。


この歌は失恋の曲で、聴いていておセンチになる。

最近、気分がモヤモヤとしていたこともあり、
別に失恋をしているわけではないが、この曲をずっと繰り返し聴き
感傷に浸っていた。


が、ふと気づく。

そうか、じゃあわたしは君と二人で日常に色を付けていけばいいのか


そう思った途端に、いろんな恐怖心がなくなった。
何処にいても平気だ、逢えなくても大丈夫だ。
どんな景色だろうと、それも君と作っている景色になる。

これからどうなるかわからないが、東京にいる意味を感じなくなっていた。
何処か別の地域に移るとしたら、君との関係がどうなるだろうとか、
まだ明確でもないただの妄想に引っ掛かりを持っていた。

でも、もし遠い場所に住むようになろうとそれも君と作っている景色なのだと
思えば何も怖くないじゃないか。何を心配していたのだろう。

君を信じれないんじゃなくて、自分とひとりで生きなくちゃいけなくなることが
苦しくて不安だったのだ。




ごめんね、もう大丈夫だよ。


いつも身勝手でごめん。
いつも君に頼って支えてもらってばっかりで、お荷物になりたくないんだよ。
どんなわたしだってきっと君は受け入れてくれるのにね。





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