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あだむう・歌穂
2020年3月28日 22:23
「理想の恋愛は?」 正直、なんという質問をしたのかは忘れてしまった。でも、彼の答えから、きっとこんな感じの質問をしたのだろう。 いや、今思えば私がそんな質問をするだろうか、、でも、今から10年も前のことだ、したのかもしれないし、なんかの話の流れで彼がふと話し出したのかもしれない。 とりあえず、彼はこう答えた。「一生片想い」 初めて聞いたワードだった。そう思った。
2020年3月27日 13:33
君はいつも寝坊をした。 週末が来るたびに、私は君の扱い方を学んでいるようだった。 期待なんてもうしない。起きれたら褒めてあげよう。それぐらいの気持ちでないとこの人の彼女は務まらない。 私は起きたタイミングでまずメールをするようになった、返信はない。 朝食を済ませ、シャワーを浴び、メイクを始めながら電話をかける。繋がらない。まだ起きていない。 今日も電波越しに彼を起
2020年3月30日 00:36
きっと生理前なのだろう私はただでさえ睡眠時間の少ない君にまだ起こす時間でもないのに声をかけた「ねえ」すぐに君は反応する「テーブルの上のお菓子食べていいの?」お土産なのか、誰かにあげるものなのか有名なお菓子屋さんの袋がテーブルの上に2つあった「うん、いいよ、食べて」今の今までいびきをかいていたとは思えないほどいつ話しかけても、ちゃんと理解して優しく君は答えてくれる