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フィルム写真の思い出(東洋現像所)

202402251305 A.J. フィルム写真の思い出

 2、3度書きましたが私は写真が好きです。コントストとか展覧会には縁のないズブの素人ですが、もう何十年も写真を趣味にしています。そしてこれも以前に記しましたが、昔はフィルム写真(銀塩写真とも言います)ばかりでした。
 高校生の頃は主に白黒写真だったのですが(暗室作業もしました)、大学生になる直前くらいからカラーも始めました。ネガフィルムも使いましたがだんだんポジフィルム(ポジ、リバーサルとも言う)も使うようになっていました。

 大学生の間はほぼポジばかりで撮影していました。フィルムを数巻撮影するごとに確か東京・銀座の並木通りにあった(違ったらごめんなさい)東洋現像所(のちにイマジカという会社名になる)のお店まで持っていって、どのくらい待ったかなぁ、中一日(なかいちにち)かかったのかそれとも数時間で出来上がったのか忘れましたけど、エクタクローム・E6処理でノーマル(増感しない)でスリーブなら早かったと思います。もっと急ぎなら当時品川区・五反田にあった現像工場まで持っていく手もあったのですがそれは一、二度しかした覚えがありません。
 出来上がったらお店にあるライトボックス(という名前だったかどうか忘れた)に現像されたスリーブのフィルムを乗せてルーペでよく確認して、ダイレクトプリント(リバーサルのまま印画紙にプリントする)かあるいはインターネガの作成をお願いして後からそのネガからプリントするか考えたりしました。

 素人のクセして専門用語ばかり使い今のデジタル写真からは解らないことばかり書きましたが、何を言いたかったかというと
【それくらい手間暇・時間・交通費・現像費・フィルム代などなどがかかった】
ということです。
 ここでお断りしておきますが、今のスマートフォンや(それよりは手間のかかる)デジタルカメラでの撮影はフィルム写真撮影より手軽かもしれませんがそれが良くないと言っているわけではありません。プロフェッショナルの撮影はデジタルでも相当に大変でしょうし、手間暇がかかるから良い・悪いはあまり関係ないと思います。
 ただ、プロセス(処理過程)が目に見えているのがフィルム写真の良い点だとは思います。もちろんデジタル写真でもパソコンとLightroomなどで処理したりInstagramにアップしたりで(かけようと思えば)手間暇がかかるのは事実ですが…


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