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7月30日 火曜 芸術の真夏

朝からもう30度超え。この暑さ、いつまで続くのだろうか。などと今は思っていても、いざ涼しくなってしまうととたんに暑さが恋しくなるはずなのである。
朝食はフルグラとトマト丸ごと1つ、レンチンゆでたまご。午前中に新しい冷蔵庫が届くので、古いの(といっても2年しか使わなかったのだが、冷凍室がすぐ溶けてしまう欠陥による)の中にあるものをすべて取り出す。冷凍ものも一部あり、猛暑の部屋で大きなリスクが生じるのだが、少しでも早く来てくれることを望むばかり。
その間に朝のやることを一通り済ませる。今朝の株価はきのうの大幅高から早くも利食い気味の動き。明日には日銀政策決定会合の結果発表を控えているため、大きな動きはできないこともある。一部には明日の利上げはないとのみかたが優勢とされるが、最後までわからない。
そんな株価情報を見ている間に、9時半過ぎに冷蔵庫が到着。早々に設置作業は終了し、外に出していたものを一通りぶち込む。冷凍室はもうすでにヒエヒエで安堵感が広がる。本当の冷凍室はこうでなければいけない。ただし、容量は前のよりひと回り小さく、もとに戻した調味料類などはぎりぎり収まった感。まあ、これで一安心だ。
10時半、外出。相変わらずの猛暑だが、きのうのひどすぎる暑さよりはこころなしか和らいだ気がする。まあ、超地獄が準超地獄に変わった程度だけど。
上野東京ラインで上野へ移動し、ガード下のほていちゃんでキンちゃん、とみさわさんと2週間ぶりの昼飲み会談。きょうのお題は昔はどこにでもあった古タイヤの山の話と、学校の校門前にありがちなお店。文房具店だったり駄菓子屋に毛が生えたような食料品店あたりはお決まりで、自分の高校のすぐ前にもあった。そういえば当時はまだコンビニの普及が未成熟だった頃で、おばちゃんが一人で切り盛りしているような乾物屋っぽいのが普通にあっちこっちにあったものだ。それらはコンビニの拡大によってことごとく駆逐されていってしまったのだろう。世の中的には間違いなく利便性が向上したのだろうが、哀愁も込みだ。
1時過ぎに飲み屋をはねて、昼飯は不忍池の近くの富士そばで煮干しラーメン。富士そばのラーメンは決して激ウマなどではないのだが、何故かたまに食べたくなるのだ。飯を食い終えて、不忍池を時計回りに半周して、東大方面へ足を向ける。
蒸し暑い中、20分弱歩いてたどり着いたのは竹久夢二弥生美術館。この界隈らしい瀟洒な洋館のようなこじんまりとした建物だ。ここに来たのは5年前の高荷義之展以来2度目で、今回の目的は小松崎茂展。タミヤのプラモの箱絵などでおなじみの巨匠だ。小松崎展の展示スペースは3階なので、上に上る前にせっかくだからと、1階で開催している高畠華宵展も見物。これがなかなかの拾い物、と言っては大変失礼だが、現代の萌え系イラストの元祖というべきまばゆい美少女絵の数々は圧巻。さらに華宵の絵にインスパイアされたファンアート的な絵も並べられており、さながら昭和初期の推し活絵だ。
そして目的の小松崎茂のイラスト、彼の展覧会はこれまでにも何度も見てきたが、今回は比較的新しい80年代あたりのものが多かった。まさに我々が彼の絵に惹かれてプラモを買っていた時代のものだ。60年代の丸っこさとは違う、洗練された時代に描かれたレトロフューチャーの世界はマジでシビレル。こんな感じの本当の未来がいつかきっとやって来る、そんな夢を見せてくれている。
2時半、美術館を出て根津界隈をブラブラと歩いて千代田線の根津駅へ。西日暮里で京浜東北線に乗り換えて浦和へ戻り、コルソで食材を買って帰宅。途中ザーッと降られるが、ちっとも涼しくならない。
夕方までテレビでオリンピックを見て、夕食の準備。今夜はいつもの豆腐ひき肉えのき丼。
夕食後は柔道など引き続きパリ五輪などを見て過ごす。

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