8月4日 日曜 負けヒロインと安倍晴明
朝の暑さはほどほど。天気はまずまず。最近は朝に崩れることがほとんどない。目覚めがいいのは良いことだ。
朝食はフルグラとブロッコリートマトサラダとレンチンたまご。ブロッコリーはまいばすけっとで買った冷凍物だが、常温戻しが難しく水が出てしまった。やはり普通のブロッコリーのほうがいいのだが、最近微妙に値上がりしているだ。
朝食を食べながらオリンピックの結果を一覧。幸先良かった日本勢だが、ここに来て失速気味か。まあ、それぞれの出場者が満足できる力を出してくれるなら何も言うことはない。まして、審判や判定機器に八つ当たりするなんて品のないことはすべきでない。悔しかったらまたやればいい。それだけだ。
ニチアサアニメと特撮タイム、「わんだふるぷりきゅあ」はツチノコ探しがテーマ。アニメや特撮でオバケやオカルト物を扱うのは昭和以来の風物詩である。とはいえ、幼女向けアニメでツチノコを引っ張り出してくる時代がやって来るとは、長生きはするものだ。
一方、「爆上戦隊ブンブンジャー」は野球回。これも割と戦隊モノの伝統行事。初代「秘密戦隊ゴレンジャー」の野球仮面はレジェンドだ。それにしても、話の中身はほとんど少林サッカーの野球版というべきか逆境ナインのオマージュと言うべきか、島本和彦無双の30分間。来週は高校野球中継のせいで関西地区での放送はお休みらしい。
ついでに、昨夜のアニメ「負けヒロインが多すぎる」についても触れておこう。このアニメ、キャラデザインといい演出といい、キャラの動かし方といい、最初から最後まで目を逸らせない完璧な作りだと思う。特にメインヒロインである八奈見杏奈の性格、仕草など細かな設定が狂おしいほど残念感に満ちている。主人公の温水は絶対この子が大好きなはずなのだが、彼女の踏み込みすぎる勢いが微妙なすれ違いを作ってしまい、ライクをラブに昇華させない。もしこの二人が結ばれてしまったら、悲しむ視聴者(男も女も)は大量発生するのではないだろうか(自分も含め)。今期最も目が話せないアニメに間違いない。
午前中はそんな深夜アニメの見返しなどで部屋にこもって過ごす。
11時半からは「独眼竜政宗」の再放送。政宗と宿敵・最上義光の対立が激しさを増し、一触即発の状況となる中、政宗の母であり義光の妹であるお東の方が仲裁に乗り出し、峠に陣を張る。鎧姿に身を包んだお東の方を演じるのはもちろん岩下志麻。甲冑姿が最も似合う女優は彼女をおいて他にいるまい。
続いて「光る君へ」の先行放送。清少納言が著した枕草子が一条天皇を始め宮中内外で評判となる一方、京都周辺では日照りが続き、まひろを含め庶民らが猛暑と水不足に苦しんでいるという状況。まるで現代の猛暑を見るようだが、おそらく平安時代の暑さはせいぜい30℃に届くかどうかではなかろうか。この状況に頭を抱える左大臣道長は安倍晴明に雨乞いの儀を執り行うよう求めるが、晴明も今や年老いた身。自らの寿命10年分を託された晴明は文字通り命の限りを尽くして京都に雷雲を呼び寄せる。ユースケ・サンタマリア演じる晴明の祈りを捧げる姿は、まるで晴明本人が乗り移ったかのよう。現実の天気に影響しそうな勢いさえ感じさせた(地上波放送時には本当に画面テロップに「栃木県に大雨警報」と出てた。恐るべし晴明)。さらに、今回からあかねこと和泉式部が登場。軽やかな薄着姿は目の保養だ。今後出番が減りそうな清少納言(まだ出ると思うのだが)とは対照的な恋多き女性はまひろに同影響を与えるのか楽しみだ。それにしても、火遊びはあきまへん!
ドラマを見ながら、昼食はスパゲッティペペロンチーノ。ちょっと食べすぎた。
午後は埼玉会館近くのヴェローチェで原稿チェックの作業と読書。コルソの地下で食材などを買って帰宅。
しばらくゲームをしながらオリンピックの陸上を見る。
夕食は、豆腐ひき肉えのき丼。
明日からもまた暑い日が続くと思うと、楽しくてたまらない。