
1月12日 日曜 言葉いじりが小気味いい「べらぼう」。
天気は曇天。日差しなく寒い。
朝食はトースト、トマトリーフサラダ、トマトジュース、豆乳、レンチン卵焼き。
ニチアサアニメ&特撮タイム、「わんだふるぷりきゅあ」はいよいよ最終段階。だが、ここまで一貫してきた「戦わないプリキュア」の姿勢は最後まで揺るぐことはない。そのためにどう落とし所を持っていくのか、次回が楽しみだ、あと、大福は喋るのか?
「爆上戦隊ブンブンジャー」もクライマックスに向けてアクセルを踏み込むが、こちらはいつものオチャラケ展開が一層され、ガッチガチのシリアス模様。エンディングもいつもの交通安全コーナーが吹っ飛ぶ超重幕引きで次回へ。
続いて、深夜に録画しておいたアニメ「魔法つかいプリキュア ミライデイズ」を見る。2016年放送の「まほプリ」のその後を描いた続編。一昨年NHKEテレで放送された「オトナプリキュア」に続くおとなになったプリキュアの物語だが、「オトナ〜」の方は微妙な作風で途中で見なくなってしまった経緯もあり、少し気がかりだった。しかし、OPは当時の主題歌にちょっと手を加えながらも地続き感をしっかり感じさせる作りになっており、つかみはバッチリ。メインキャラ3人の声優もバリバリの売れっ子だし、「こういうのが見たかったんだよ」という多くのファンの声が聞こえてきそうな納得感が確かにあった。1クール12話の予定とされているが、それではちょっともったいないな。でも、作画のクオリティなどもおとなになっている分、リソース的には1クール、ワンチャンもう1クールが限界か。
11時過ぎ、きのう見た動画にまたも感化され、ペヤングを食べたくなる発作に見舞われる。しかも普通サイズではなく2倍サイズのやつを無性に食いたくなり、一番近いコンビののローソンを漁るが置いておらず、その先のセブンイレブンまで足を伸ばしてやっと確保。すぐに帰宅してお湯をポット限界の1リットル沸かし(時間がかかる)準備。大量のお湯を一気に流しに捨てて蓋をめくってみたが、流石に多いし重い。こんなもの食べちゃだめだという理性は発作の前にかき消された。2倍ペヤング、食べるのは7年ぶりくらいか。しかし、少し食べたところで我に返った。「こんなに食えるわけねえわ」と。しかし、口のほうが止まらなず、食べ残しの罪悪感もあり、結局は完食。もう夕飯はいらないだろうと、このときは思ったものだ。
そんなペヤング地獄にまみれながら、テレビでは「独眼竜政宗」の再放送。先週に続き、政宗の娘・五郎八姫を娶った松平忠輝が、大久保長安とともに大船を建造してイスパニアへ船出する計画を進める。忠輝を演じるのは先日ゴールデングローブ賞を受賞した真田広之。天主教に帰依する武将を演じた彼が、40年の時を経てキリスト教信者の漂流英国人を相手にするSHOGUNを演じるとはなんという因果だろう。さらにいえば、沢口靖子演じる五郎八姫が天主教に入れ込む姿に苦悩する母・愛姫を桜田淳子が演じているのも深い。
なんとかテレビを見ながらペヤング地獄をかいくぐり、午後は出かけようとも思ったが、寒さに負けて家に留まる。引き続きテレビだの動画だのゲームだので時間を費やす。
5時前、買い物がてら散歩。すぐに帰宅。
6時、「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第2話を視聴(2度目)。前回の最後で「吉原細見」を手にして何やらひらめいた蔦重は、稀代の天才・平賀源内に吉原細見の序文を依頼しようと行動を起こす。運良く源内にめぐり逢いことができた蔦重なのだが、それまでの流れが実に小気味いい。源内を演じる安田顕の芝居のキレが素晴らしい。それをテニスのラリーのようにポンポン流れるように打ち返す横浜流星のセリフ運びが爽快さを生む。さらにヒロイン・花の井を演じる小芝風花の嫌味のない艶っぽさが加わり、独特な世界観を形成する。そこに貫かれているのはキレッキレな言葉のやり取りだ。こんなの面白くならないわけがない。昨年の「光る君へ」が描いたのが雅な言葉の世界なら、今年の「べらぼう」は弾けるようなポップな言葉の世界だ。この2作は、ともすれば言葉がかろじられるこの時代に、極めて求められるべきものかもしれない。
そんな言葉の満腹感で夕飯代わりにしても良かったが、まあそこはそこ、とりあえず夕飯はナッシュの竜田揚げにする。炭水化物は無用。