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ADAKENのほぼ1000文字ジャーナル

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飲み屋のネタ話視点で気になった話題をちょこちょこ書いてます。
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2018年2月の記事一覧

歩いて20分、「三ツ星カラーズ」の聖地巡礼

アニメ作品の聖地巡礼が流行りの昨今だが、今期の覇権を握りつつある「宇宙よりも遠い場所」の聖地巡礼に挑む猛者はさすがに少数だろう。一方で自宅から歩いていける上野公園を舞台に展開されているアニメが「三ツ星カラーズ」である。 本作は仲良し女子小学生3人組が、上野の街の平和を守るべく活躍する日常系アニメだ。上野公園の一角に掘っ立て小屋の秘密基地を構え、アメ横でいかがわしいショップを経営するオヤジや公園内の交番に駐在する巡査・斎藤ら行く手に立ちはだかるオトナたちを相手に、駆けずり回る

十二階のレンガが呼び起こす、100年前の浅草の記憶

ここ数日、浅草界隈の話題といえば、銀座の小学校の制服問題でもなく、北朝鮮応援団の珍妙なお面のことでもなく、「十二階の遺構発見」の話である。 十二階とは、明治時代に浅草の一角に建造された日本初の洋風高層建築物「凌雲閣」のこと。その階層の数から「十二階」と呼ばれた。大川の向こうにそびえ立つ東京スカイツリーや東京タワーのご先祖様というべき存在で、明治大正における帝都のランドマークだった。物好きが集まる浅草にふさわしい建物であり、当時は石川啄木ら浅草大好き著名人たちもちょくちょく訪れ