消防団の存在が地方の若者の人口流出の原因になっている件

こんにちは。
皆様は消防団をご存知でしょうか。田舎に住んでいる人は、勧誘にあったことや実際に入団をしていたという人も多いのではないでしょうか。

消防団とは、本業は別にある人が、仕事の合間を縫って、地域のために消防活動をするという組織です。

私もその消防団に所属しているのですが、転職を機に退団しようと思っています。私は20代で、一応、若者かと思います。正直、転職先を選ぶ際に、「どうせなら市外の会社に転職すれば、消防団を辞めれるじゃん」という思いもありました。消防団の存在が、地元を離れる要因の1つとなりました。

そのくらい消防団が嫌でした。

本来の目的である消火活動をしていればまだ良いのですが、実態は違いました。もちろん、消火のための訓練もするのですが、それ以外のどうでもいい活動が多すぎます。

私が所属していた団では、入団直後の4月の1週間、基礎訓練がありました。平日朝4時に集合して、何をやるのかと思えば、点呼の練習、敬礼の練習、行進の練習でした。

点呼はまだ分かります。消火活動で人数把握は大事ですから。しかし、敬礼や行進の練習は何の意味があるのでしょうか。「敬礼の角度が違う!」「皆で行進する時は、足を揃えろ!」などと指導がありました。

これに何の意味があるのでしょうか…。

恐らく、他の団との合同訓練や式典などの見栄えのために、こんなどうでもいい訓練をしているのです。仕事前の朝4時に集合して、見栄えの練習をさせられるのですよ。貴重な時間に何をやっているんだろうと思いました。

新卒の時は、給料は低いけれど地元に残って、地域のために働こうと思っていました。同級生は皆、都市部へ出ていきました。私も都市部の内定を持っていたのですよ。それを蹴ってまで、地元に残ったのに、消防団に入れ!訓練にはきちんと参加しろ!なんて言われて、こき使われて、もううんざりです。

そのため、私は地元を出ていきます。

こんなことで良いのでしょうか。都市部の方が遊ぶところは何でもあるし、給料も高いし、魅力が多くあります。でも、それでも、残ろうとした人に対して、あんまりではありませんか。

私の友人も結婚を機に、地元を離れました。その友人も消防団所属でした。消防団が無ければ、地元に家を建てていたと聞きました。そんな知人がごろごろいます。

確実に、消防団の存在が若者流出に繋がっています。

そもそも何十年も同じ訓練をしているのもおかしいです。物凄いスピードで技術が進化しているのに、消防団では未だに、人が伝令文言を覚えて、走って別の人に伝えているのですよ。おかしいですよね。

また、報酬もひどすぎます。月3000円で、大人を何十時間も拘束しています。時給にしたら数十円です。やってられませんよ。自己犠牲は美談ではありません。

消防団は、活動を見直すべきです。制度が破綻しています。

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