エンジニアチームの2021年度を振り返って
はじめに
こんにちは!アダコテックの伊藤です。
弊社は9月が年度末となっており、10月から新年度となります。
そこで、エンジニアチームという視点でアダコテックの2021年度を振り返りたいと思います!
2020年10月~12月
2021年度はプロダクト開発の炎上からスタートしていました。
6月末に完了している予定のNuxt.jsからNext.jsへ移行・フルリプレースがこの時期になっても終わっていない状況でした。
スケジュールを優先するためDBの変更とフロントエンドの開発を非同期で行うなど効率性を重視した事が逆に裏目に出てしまったのが原因で、当時の定例会議の議事メモを見返すと「v2(Next.js移行の社内呼称)どうですか?」→「今週中には最低限動作します」みたない議事メモが毎週残ってましたね。
時間はかかっても確実性の高い開発手順に切り替えたり、時間を掛けてでもテスト環境を整えるなどの取り組みにより年内にはNext.js移行とβリリースに必要な機能を年内に実装する事が出来ました。
このあたりは、下記記事にも当時の様子が書かれています。
開発されたプロダクトは、社内のデータ分析業務でも活用しています。
開発と並行して、分析業務に携わるインターンの学生さんを対象にユーザーインタビューを行ったりもしました。
正直インタビューなんてどうやればよいのかわからず、VCから紹介頂いたCTOやPdMの話を参考に、何を聞くのか、どう聞くのか、結果をどう集計するのかを検討しました。
受託開発メインの経歴だったので、貴重な経験ができたと思っています。
こんな感じで、なんやかんやありましたが年内にAdaInspector Cloudのβリリースを実現することができました。
年末のβリリース準備追い込みのタイミングで、CTO of th yearにノミネートされて登壇したりもしました。
残念ながら受賞はできませんでしたが、チームの努力が実を結んだ気がしてうれしかったです。
2021年01月~03月
βリリースを行う事が出来ましたが、いくつかの問題もありました。
例えば、画像データのアップロード処理等、いくつかの処理が想定したより遅く改善に努める。みたいな対応を行ないました。
また、実導入される案件がありいくつかの開発プロジェクトが並行して進んでおり、私も開発に駆り出されていました
当時の作業記録を掘り起こすと・・・
1. テストケース書いていました。
2. トリセツ書いていました。
3. 弁理士の先生と特許明細作成しました。
4. LightGBMによる回帰をはじめて行いました。
5. pythonの暗黒面を身をもって経験しました。(並列処理とか。pyinstallerで作ったexeの挙動とか)
6. AI担当のエンジニアにバックエンドの実装をお願いしていました。
取締役というより、エンジニアな仕事をしていた記憶しかありません。(6はエンジニアにお願いした話なので、マネジメントよりのお話かもですが・・・。)
下記はこの時期の話を公開した記事です。
2021年04月~06月
この時期には大きな話が2つあります。
1つめは、期待の大型新人の井上耕太朗さんです。
入社2日目から出張でお客様工場を訪問したり、データ分析依頼をこなし案件獲得につなげたり、獅子奮迅の活躍をしています。
素晴らしいです。
2つ目は、WEB開発チームだけで行っていたスクラム開発をチーム全体で取り入れてプランニングとレビューをメンバー全員で行うようにしました。
WEBアプリ、機械学習、Windowsアプリ、データアナリストと専門知識のドメインが大きく異なるチーム間で情報共有と目的の意識合わせが進んだと思います。
この他にも、異常検知エンジンのpython部分をC/C++で書き直してスレッドセーフなマルチスレッド処理を実現したり、それを生かしてエッジ側で機械学習モデルを実行する仕組みを整備したり、プロダクトの開発も順調に進んでいました。
案件導入もあり、私も現地で設備立ち上げを行いました。
他のエンジニアがエアコンの聞いた部屋で作業している中、なぜか私は室温30℃オーバーの工場内で立ち上げ作業を行っていました。
2021年07月~09月
この時期は弊社待望のPdM武政成彦さんがジョインしました!
プロダクトの開発計画のクオリティが明らかに向上しました!
エンジニアの活躍で、順調にプロダクトに機能追加されていきました!
また、ビジネサイドと協力し年度末の残された短い期間で画像分析の結果を出し、弊社年度内に案件獲得につなげる事ができました!
おかげで、今期目標の達成する事が出来ました!
と、ハイテンションに最後の四半期の成果をまとめましたが、自身にはMTGに参加し続けていた記憶しかありませんでした!
そんなはずないと思っていたのですが、最近Google先生がこんな事実を突きつけてくれました。
MTGの参加の仕方考えた方が良いかもしれませんね。
おわりに
VCから出資を頂いた2年前時点は、エンジニア2名でおひとり様プロジェクトを行っているような状況でした。
その後、この2年で組織は大幅に成長したと思っています。
しかし、現時点もまだ成長の途上です。
自分が会社を作るんだ!開発組織を大きくするんだ!という方、困難な技術課題にチャレンジしたい方、一緒に事業・プロダクト・組織を作りませんか?
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