チチLIFE 〜いつか子どもが欲しい男性に予め伝えたい、子育てしてみてわかった8つのこと(2歳の娘を持つ父編)〜
元々は別のブログに書いたものですが、周りに何人か読んでもらいたい人ができたこと、元々の記事が非公開になったので一部をリバイスして再公開しました。
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私には目に入れても痛くないほどにかわいい2歳の娘がいます。子育てを日々するなかで、父親になってはじめてわかったことが多く、子どもを持つ前にもっと知っておきたかったなと思うことが少なくありません。
それだけ女性に比べ、男性はこの手の話に触れる機会が少なく、圧倒的に知識が不足していると思います。
そこで今回は、いつか我が子を持ちたいと思う男性にむけて、私がもっと早く知っておきたかった子育てのことを書いてみます。
ただ、自分はまだ子育ての途中ですし、子育てはそれこそ千差万別ですので以下の情報が必ずしも正しいとも限りません。その点はご容赦くださいませ。(写真下につづく)
生まれたばかり(当時)の娘の手
①《妊活》子どもは思っているよりも、カンタンには授からない
いつかは欲しいと思ってたし、何の根拠もなくすぐに子どもが授かると思ってました。でもいざ子作りしようと思っても、晩婚だったこともあるのかカンタンには授かりませんでした。まわりにも欲しくても、なかなか授からない友人知人がたくさんいます。
まさに子どもは天からの授かりもの。仕事やお金のやりくりも大変だと思いますが、そこに時間的猶予はあっても、残念ながら妊活期間にはその期限があります。子どもか欲しいと思ってる方は、いつか授かると思って機を逃して欲しくないなと思います。
今ではなくとも、いつか子どもが欲しいと思ってる方は、なるべく早めに夫婦で話し合って、遅くともいつ妊活をはじめるのがいいかの目処だけはつけておいた方がいいかと思います。いざ妊活が始まったら、コウノトリなどの妊活アプリを活用するのも手かと思います。
②《妊活》風疹の予防接種を受けること
こんな大事なことなのに、何で知らないの?ってぐらいに男性は知りません。妊娠中の女性が風疹にかかっていまうだけで、お腹の胎児が心臓疾患や、目や耳が不自由になるなどの重大な症状を起こすCRS(先天性風疹症候群)に感染する大きなリスクがあります。
この病気はみなが予防接種さえ受けていればカンタンに防げるのです。ぜひ風疹の予防接種に行きましょう、また風疹にかかってしまったという人は絶対に妊婦さんに近づかないことはもちろん、気づかぬうちに伝染してしまわぬよう、人混みもできる限り避けてください。
私はこのことを知って慌てて予防接種にいきましたが、少子化が問題として叫ばれる中、この話、もっと国や自治体、もしくは企業が注意喚起して接種させてもいいと思っています。予防接種にお金かかりますが自治体によっては補助金出してますので利用するといいと思います。
※参照
CRS(先天性風疹症候群)で生まれた娘について
※昭和57年秋にCRSのお子さんを産んだお母さんのツイートまとめ。知っていれば防げた、認知を広めたいという想いがつまってます
③《出産》立ち会う、または側にいるべき
立会いについてですが、出産は病気ではありませんが、奥さんも子どもも命がけです。この家族の一大事より、大切なものってどれだけあるでしょうか? 我々男性は、何も出来ることはないかもしれません。しかし、この一大事にただそばにいることが大切なことだと思います。
私の場合は、妻が産気づいたとにに、遠方に里帰りしていたため、駆けつけるタイミングを迷いました。そんなとき、母に相談すると「女の一大事に駆けつけられない男に価値はない。今すぐ行きなさい」と喝をいれられました。
結果、無事に立ち会えたのですが、実は難産だったこともあり、出産前は立ち会いが嫌だと言ってた妻からも、立ち会ってくれて本当によかったと言われました。あのとき、経験者として助言をくれた母にとても感謝しています。
考えてみれば、出産は妻にとっても人生はじめての経験ですので、出産前の妻にとっても、立ち会って欲しいかどうかなんて想像できなかったわけです。ということで、奥さんから恥ずかしいからいいよとか言われても、出産はなにがあるかわかりませんので、いつでも立ち寄れる範囲の場所にはいたほうがいいのではと思います。
④《育児》出来るだけ正しい知識を持てるよう多角的に情報を得る
CRSの話のように、父親としても知るべき情報はたくさんあります。私は我が子の不測の事態に備えチャイルドケアプラスという講習を受けました。
実際に娘が熱性痙攣(けいれん)を起こしたとき、頻繁に起きること、激しい症状ではあるが、ただちに命に別状あるわけではないことを知ってましたので、比較的冷静に対処できました。
また、その時に看護師さんから教えてもらい学んだのは、子どもが高熱を出した際には厚着にしたり毛布で包んだりしてはいけないということです。
子どもは体温コントロールがうまくできないので熱を放出させるのが何よりも大事でそれこそ肌着だけでいいくらいだそうです。(そのことを知らず、小児科には熱を出しているのに毛布に包まれた子どもをよく見かけます)
いまはネットでたくさんの情報が溢れてます。「あれがいい」「これがダメ」といった情報の中には、迷信やトンデモ話も多く混ざってます。また産まれたばかりのときは特に、何か取り返しつかないことしてしまうのではといつも緊張する日々が続きます。
偏らずにさまざまな情報を得て、たとえばひとつの話については必ず賛成、反対両方の意見を確認することが大切だと思います。
ひとつ気をつけなければいけないのは、そうやって得た情報を、子育てにおいて不安になって余裕がない奥さんに対し、闇雲に押し付けてもなかなかうまくいかないことです。
まずはその不安を受け止めて、気軽に相談に乗れる雰囲気づくりや、「こんな方法もあるらしいよ」ぐらいに伝えて、視野を広げる手伝いをする感じでいいと思います。
夜間にこどもの急病など、困ったときには小児救急相談ダイヤル #8000で相談することが出来るので覚えておくと便利です 。
書籍・漫画の個人的なオススメは下記の3作品です。これらは男性が知るべき情報が詰まっていてかつ、難解な育児書などと比較しても、気軽に読めるのがありがたい作品です。
ベストセラー。幸せなはずの出産に伴うリスクを避ける方法を教えてくれる必読の書!
ドラマ化された産婦人科医を描いた漫画。出産にまつわるあれこれ学べます
ドラマ化されたホームドラマ漫画。子育てについて学べます。
(ちなみに我が家は、作中の田所家に憧れて娘に「ちち」「はは」と呼んでもらってます)
⑤《育児》決して、育児は手伝ってはいけない!
え!?と思われたかもしれませんが、子育ては手伝ってはいけません。先に触れた「産後クライシス」にも書かれているのですが、何がダメかと言うと、「手伝う」という発想の時点で「他人ごと」だからです。
あくまで自分の周りを見ての印象ですが、抱っこ・おんぶも、おしめ交換やミルクも、男性でこれらをやらない人は子育て開始当初からやっていない人が多く、逆にやっている人に聞くと最初からやってます。
つまり、まずお互い不慣れな出産直後の時点から、男性も子育てに積極的に、また自分ごととして携わることが大切であり、そうすることで、それが日常になるのだと思います。
子育て開始当初から自分ごととして子育てに携わるメリットは、女性とは違い実感を持ちにくい男性でも子を持った実感がより早く持てたり、子どもへの愛情がより湧くことかもしれません。
⑥《育児》後で振り返れるよう記録に取る
我が家では、スマホで撮った子どもの写真を、みてねや、Googleフォトなど専用アプリで整理したり、TOLOTで小さなフォトブックにしたりしています。たまにそうやって撮った写真を振り返るとあのときはそうだったこうだったと夫婦で懐かしんだりしています。
たった2年で懐かしむの?と思われるかも知れませんが、出産後はいきなり、昼夜問わず3時間ごとにミルクやオムツを変える激動な日々がすぐはじまります。また、あっという間に子どもは成長して行ってしまいます。写真に限らず、文字でも記録として残して置くと後で振り返ったり、楽しめると思います。
個人的には、妊娠期間を含めたこの約3年を振り返ってみて、妻が妊娠中にもっと写真を撮ったり、二人のうちに無理しない範囲でいろんなところにも出かけてもよかったかなと思いました。
⑦《育児》グッズは必要かもではなく、必要になってから買う
先ほどの記録を夫婦で振り返ってみて痛感したのは、「これきっと要るかもね」でいろいろと育児グッズ買ってしまったのですが、実際はあまり役に立たなかったケースが多かったなという反省があります。
必要なものは、想像ではなく実際に必要に迫られてから買っても充分遅くはないかなと思います。
同じく子どものいる友人からも、勧められるものも増えますが、子ども・子育ては千差万別ですので必ずしも自分の子どもにとっても良いものとはかぎりません(ひとつの目安として様々な人から同様に勧められるものは買いかもしれません)。
また自分のひとつ反省ポイントとしては、ベビーカーや、抱っこ紐など、頻繁に使うものに対しては中古や安いものでなく最初からそれなりの値段のきちんとしたものを買えば良かったかなと思いました。
⑧子どもが、あなたの人生を変える
昨今、「子どもを持つことコスパ」について語られたりしますが、ハッキリ言って、損とか得とか、そんな次元ではありません。良くも悪くも、人生が大きく変わってしまいます。
ある意味強制的に価値観が大きく変わり、街の子どもや妊婦さん、エレベーター、トイレなど今までまったく目に止まらなかったものが止まるようになるど、目に見える景色が大きく変わります。
男性も同じです。まさか自分でも、毎日のように飲みに行くくらい大好きなお酒よりも、一分一秒でも早く帰って子どもに会いたくなる日が来るなんて、夢にも思いませんでした。
実際子どもを持ってみて、子を持つということは決して人生のステージが上がるわけではなく、完全に人生が分岐することだと思います。子どもを持たない人が子どもを持つ人の心理を完全には理解できないと思います。
同様にある意味、逆に子を持ってしまった時点で、子どもを持つ側も、持った時点で持たない人の気持ちを完全にわかることは出来なくなってしまうと思います。それくらい価値観が変わってしまいます。
だからこそ、子を持つ人も、持たない人もお互いに頭ごなしに決めつけることなく、完全にはお互いのことをわかっていない前提で、分かりあおうとする努力が必要だと思います。
いかがだったでしょうか?
ほかにもたくさんお伝えしたいことが、あるのですが、それはこちらの反響次第かなと思います。また、私自身も、私より先輩の方々にぜひ「いつか子どもが欲しい男性に伝えたい◯つのこと ◯才児の父親編」とかを聞いてみたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※長女の成長についてはこちら
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