近藤直也さん

【3足のわらじを履く近藤さん】17年間プロサッカー選手として活躍し続けられる理由~1足目~

先日、プロサッカー選手の近藤直也さんとお会いしてお話して来ました。

近藤さんは

①17年間プロサッカー選手として活躍し続け
②サッカースクールも経営し
③選手とファンを繋ぐアプリを開発中

という3足ものわらじを履く、ピッチ内外で結果を出し続けている選手。
そんな近藤さんに会ってお話を聞かせてもらいたいと思いTwitterでDM送らせていただいた。

今回お話した内容が僕にとってはもちろんとても価値のあるものであったし、また他のサッカー選手にとっても価値のある内容だと感じたのnoteにまとめて共有させていただこうと思った。1回でお届けするととても長い内容になってしまうので近藤さんが履いている3足のわらじを1足ずつ分けてお送りしたいと思う。

【1足目】17年間プロサッカー選手として活躍し続けられる理由


「今年でプロ生活は何年目になるんですか?」

近藤さん
「17年目だね。」


「ここまで長く選手生活を続けられている理由はありますか?」

近藤さん
「運は結構あるかな。ケガもあったし、監督によっては左右されることもある。試合に出れたり出れなかったり。」


「運を引き付けるっていうこともできると思うんですけど、そのために自分の中で大事にしてきたこととかってありますか?」

近藤さん
「準備かな。誰よりも早くクラブハウスに行くことが目的ではないけど、食事、ストレッチ、体幹、ケアなどの準備のためにってなったら結果的にどのクラブでも自分が一番最初にクラブハウスに行ってるかな。」


「どれくらい前に行かれるんですか?」

近藤さん
「3時間前ぐらいには。これは1年目から今までずっと変わらない。」


「練習後もケアをしっかりを?」

近藤さん
「そうだね。しっかりケアしてストレッチをしてからサッカー以外の時間に充ててる。サッカー以外の時間を優先して、サッカーを疎かにするのは違うから。」


「長い間やってこられて色んな選手を見てきたと思うんですど、長く活躍する選手とそうでない選手の違いはやっぱり「準備」なんですかね?」

近藤さん
「うーん、どうなんだろね。全然準備しなくても活躍する選手もいるからね。準備もケアもしっかりやらないで練習直前にきて、練習して、すぐ帰る選手でも活躍するし。だから、準備してたからいい選手になれるかと言えばわからない。けど、やるべきことをやるだったり、そこに対する取り組む姿勢はその後にも繋がるとは思う。ちゃんとやってない人はやっぱり引退してからも苦しんでる。逆にしっかりやってる人は周りからも信頼されてるから何かやりたいってなったときに協力してくれたり、サポートしてくれたりする人がいる。僕自身、干されている時期もあった。そんなときでも変わらずずっとしっかり準備してやるべきことをやり続けたから、監督が変わって急にスタメンになったときもあったけど、試合で活躍できたっていう経験もある。干されていた時に腐って、なにもやらずに監督のせいにしてたら、監督が変わって急にスタメンになっても活躍できないと思う。そもそも、試合にも出れないと思う。運かもしれないけど、その運をたぐりよせられるかはそういうところにあると思う。」


「サッカー以外の時間は普段は何をされているんですか?」

近藤さん
「基本は都内に行って色んな人に会いに行ってる。経営者や弁護士事務所の人、色んな人に会って勉強させてもらってる。」


「サッカー以外の時間を近藤さんは人に会う時間に費やしていますけど、それがピッチ内のパフォーマンスに繋がっていると思ったことはありますか?」

近藤さん
「ずっとサッカーやってたり、見たりしてると考え方が固まってきちゃうから、色んな人に会って色んな話を聞くことで柔軟な考え方ができるようにはなったかな。」


「なるほどです。僕の考えとしては、

サッカー以外の時間の活動がピッチ内に繋げられるっていうのがわかれば、皆サッカー以外の時間を有効に使えると思うんですよね。サッカーの試合を見ることは戦術理解とかいいプレーを真似てみようとなるので、ピッチ内のパフォーマンスに繋がるのはみんなも理解できる。けど、人に会うことだったり、サッカー以外とは全く別のことをしてみたりっていうのがピッチ内にどう活きるかのが言語化できないから、みんなサッカー以外何もしない。結局、人間的にだとか、トータル的な考え方が身に付くって言われても、ざっくりしすぎているから、みんなピンと来ないんですよね。僕も今やっているインターンの活動がサッカーにどう繋がっているかというところを模索中でもあります。また、このインターンの活動が僕のセカンドキャリアのためにっていう考え方も絶対にあってもいいとは思うんですけど、そういう保険的な考え方でサッカーと向き合いたくないっていう選手も絶対にいる。サッカーが第一っていうのはサッカー選手であれば当たり前のことなので、それは間違いではないし、それでこそプロフェッショナルとも言える。」


「確かにね。それわかったら教えてよ(笑)」

つづく。

【3足のわらじを履く近藤さん】
ノウハウもなく立ち上げサッカースクール~2足目~

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