本気でサッカーができる幸せ
チーム決定
前回の「自分は今、サッカーがしたい」というnoteの終わりに
「次はチームを決められたという報告ができればと思います。」
という文で終わったと思いますが、僕を受け入れてくれるチームが決まりました。
そのチームは
「東京ユナイテッドFC」
現在地
実はシンガポールから帰国してから数日たった時に、今回僕を受け入れてくださった東京ユナイテッドFCさんから
「練習参加してみないか」
という声をかけてもらっていました。
しかし、
僕は
「もう少しJのチームに挑戦できるチャンスがあるので、できるのであればもう少し待っていただきたいです」
と伝えさせてもらいました。
すると、
東京ユナイテッドFCさんは
「そういったチャンスがあるなら挑戦すべき。だから、ウチとしては最後にご縁あれば。」
と言っていただけました。
そのため、僕はJに挑戦することにしました。
しかし、前回のnoteで書いたように年末年始でJ2の1チームとJ3の2チームを受けましたが不合格。そして、あれからさらにまた色々な人の協力により、J3の2チームとJFLの1チームに練習参加することができました。
ですが、
その結果も全て不合格でした。
なぜ、すべて不合格だったか?
時期?タイミング?ポジション?チームのコンディンション?
タイトな日程?対戦相手との力量?
それらは全く関係ありません。
もう本当にダメだった理由は1つしかありません。
「圧倒的な能力のなさ」
これに尽きます。
前回と同じことになりますが、本当にこれだけです。
なぜなら、どのチームのどの監督からも同じような評価を受けたからです。
あるチームの監督からは
「何も違和感なくできていた。ただ光るものがなかった。」
またあるチームの監督からは
「すんなりチームに入れていた。けど、自分はこういうプレーヤーだという武器というか特徴が見えづらった。」
と言われました。そして最後に練習参加したJ3のNというチームの監督に言われた言葉に全てが詰まっていると思いました。
「良いものは持っていると思う。チームのやり方とか俺の言うことを汲み取って取り組もうとするのも大事。けど、4~5日間ぐらいの練習じゃその選手のすべてなんてわからない。だから、練習生という立場なら相手を1~2枚剥がすとか不利なシチュエーションでボールを奪えるとか、個で優位性を作れるところを見せないと。」
これが今の自分の実力なんだとはっきりわかりました。
チームにさえ入れれば。
「チームにさえ入れれば。」
練習参加期間中、何度もそう思いました。
自分はチームに入ってから活きる選手だと。チームに入ってから、味方の特徴掴んでコミュニケーションとって、味方を動かして、周りが活きてこそ自分が活きるというプレーヤーだと。実際に一番最初に練習参加に行ったJ2のMの強化部長からもそう言われました。
けど、
そんなの強みでもなんでもなく、ただ能力がないってことなんですよね。だからチームに入れない。契約を勝ち取れない。仮にそれが強みだとしても、チームに入れなければそんな強み持ってても意味がないのです。
再びチーム探しを始めた僕は最初に声をかけていただいていた東京ユナイテッドFCさんに練習参加をさせていただきたいという連絡をしました。そして、練習参加をさせていただき、受け入れていただけるということになったので東京ユナイテッドFCでプレーさせていただくことを決めました。
東京ユナイテッドFCさんには本当に感謝しかありません。この感謝の気持ちは今年の結果で示したいと思います。
チームがないこの5ヶ月間で感じたこと
このチームが決まらなかった約5カ月間の練習参加期間で感じたこと。
それは
「本気でサッカーで上を目指す仲間と共に本気でサッカーができるというメンタル面の環境があるだけで幸せだということ」。
よく「あのチームの環境どうなの?」っていう声があると思います。
グランド転々とするとか、練習着が支給されないとか、ボールの準備や水の準備自分たちでしないといけないとか食事がないとかいうハード面の環境の話です。確かにそういったハードの面の環境が整備されているに越したことはありません。けど、メンタル面の環境さえ整っていればハード面の環境は自分次第でどうにでもなるなと思いました。
グランド転々とする?→本気で上目指している仲間と一緒にサッカーできるならグランドなんてどこでもいい。
練習着がない?→本気で上目指している仲間と一緒にサッカーできるなら練習着なんて何でもいい。
ボールの準備や水の準備自分たちでしないといけない?→本気で上目指している仲間と一緒にサッカーできるなら全然やる。
食事がない?→本気で上目指している仲間と一緒にサッカーできるなら食事なんてなくてもいい。むしろ自分で食事考えて作って食べたほうがいい。
このチームが決まらなかった5ヵ月間は本当に苦しかったです。
なぜなら、そんな場所がなかったから。だから、ハード面の環境が整ってなくても今はそのメンタル面の環境があるだけで僕は幸せです。
カテゴリーはJ1、J2、J3、JFL、から数えたら5番目の関東1部リーグです。
お給料も今までよりももらえません。
けれども、それは自分の現在地がここだということなので受け入れなければならないことですし、それを受け入れられず腐るのであれば、
僕にミライはありません。
サッカーにおいても人生においても。
なので、
このままじゃ終わりません。
JFL昇格
チームに加入してまだ2週間ほどですが、東京ユナイテッドのメンバーはみんな今年のチームの目標である
「JFL昇格」
に向けて本気でサッカーしています。
今週からは東京カップという今シーズンの公式戦初戦も始まります。
チームとしても個人としても、よりひとつでも上のカテゴリーでサッカーができるように今シーズン、結果にこだわります。
結果が全て。
本気でサッカーができる幸せ
を感じられる場所を自分の手で掴むためにも。
身にしみて痛いほどそれをこの5ヵ月で感じたから。
本気でサッカーができる場所があるということ。それは当たり前じゃない。来年はそんな場所がないかもしれない。また、今回と同じような思いをするかもしれない。そうなるかはこれからの自分次第。そこのことを胸に留めて1日1日を過ごしていきたいと思います。
ここからだ。
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