Vtuberとコンピュータ将棋開発者と引退について
私がVtuberを引退する、という話ではありません。
ご安心ください。
ただ引退というものを考えてみたときに、
私なりに決めたことがあります。
ただ配信で話す内容ではないので、noteに書いてみました。
1.引退する場合、その理由は何だろうか?
私がVtuberを引退するときは、
コンピュータ将棋開発者としても引退するときです。
コンピュータ将棋に関係のない配信が9割じゃないか!
と言われるとツライとことです。
ただやはり主軸はコンピュータ将棋に関する人であり、
その他の配信はコンピュータ将棋開発者ってどんな人?
というものをアピールするためです。
そのためにVtuberをやり始めました。
プログラミングやコンピュータ将棋のみでリスナーを楽しませるのは
私にとってはとても難しいことだった。
できたかもしれないけど、私は逃げてしまいました。
逃げた理由も単純に自分のスキルのなさが
多くの人にバレてしまうのが怖かっただけです。
(結局今となってはバレバレなので意味のない逃げでした)
話を戻します。
コンピュータ将棋の認知&面白さを伝える。
それが主目的。
その熱が冷めてしまった時がVtuber「都賀町えいだ」の引退となります。
コンピュータ将棋開発者の寿命、
実は意外なほど短いです。
Vtuberほどではありませんが、
最初の壁は5年と言われています。
開発のネタが尽きてしまうのが5年だからです。
開発はしてなくても大会には参加する人もいます。
そんな中、熱心にトップを目指し続け、10年以上やっている開発者、
現在はやねうら王の磯崎さんぐらいになっています。
参考サイト「世界コンピュータ将棋選手権のプログラム別順位の推移」
http://www.yss-aya.com/csa_all.html
それぐらいコンピュータ将棋でトップ層に居続けることは難しいです。
そんなコンピュータ将棋開発者の背景を考えると、
Vtuber「都賀町えいだ」の活動期間は想像以上に短いのかもしれません。
2.他の理由での引退もありうる?
よくあるVtuberの引退理由には
・炎上により活動継続が不能になる
・Vtuber活動以外の環境の変化(特に多忙)
・Vtuber活動より魅力的な目標への挑戦
・身バレ
など色々な理由があります。
多忙になってしまうことはあると思います。
その場合は一時活動停止になると思います。
私が多忙になってもそれは一時的なものであって、
数ヶ月、長くても一年経てば解消されるはずと思っています。
なにより私自身がVtuber活動に使う時間を優先的に確保するので、
その引退はいまのところ無いと思っています。
炎上、は気をつけますとしか言えないですが、
今の活動規模で炎上ってありえるのかな?
身バレについてはご存知のように、
一部のコンピュータ将棋開発者に身バレしている状態でデビューという
異色すぎる経歴なので何も心配はありません。
やはりコンピュータ将棋への熱が冷めた瞬間ぐらいしか、
今のところは思いつきません。
3.実は過去に熱が冷めた経験もある
Vtuberとしてデビューする前、
実はコンピュータ将棋の開発に身が入らなかった状態でした。
やろうやろうと思っても全然手がつかない。
そんな状態が1年以上続いていた状態。
私の知識、スキルではどうしても上位に食い込むのは難しい。
そんなわかりきった状態で開発して、大会に出ることに意味はあるのか?
それを考えると、開発する気は起きなかった。
ただコンピュータ将棋は好きで面白いので、
ニュースや情報を追いかけているだけで、十分かな。
そう思っていた状態でした。
そんな中、Vtuberを見始め、こんな配信を見つけました。
大合神クジラちゃんのえびふらいさんが引退し、
現地配信がなかったので、とても楽しめました。
将棋の解説は全然できないけど、
えびふらいさんのような開発者視点で面白い配信ができないか?
Vtuber配信としてのネタとしてコンピュータ将棋はどうなのか?
Vtuber開発者としてデビューするのはどうか?
それを考えさせてくれた配信の一つでした。
4.終わりを考える事は原点を思い出すことかもしれない
Vtuber「都賀町えいだ」の原点。
それはコンピュータ将棋の認知と面白さを伝えること。
はっきり言ってしまえば、
どこかの誰かさんに全部任せてしまっても問題ないのです。
Vtuberとしても配信者としても開発者としても、本当に大活躍中。
NHKにも出ているし、プロ棋士のチャンネルでコラボもしている。
天と地ぐらい実力も認知度も差がついています。
こう文章にするだけでも嫌になってしまいますよ!!
そんな圧倒的な差があります。
それでも私とニンニクくんを応援してくてくれる人がいます。
本当にありがたい話ですよ。
そんな方たちの応援に少しでも応えたい。
また、
私を見つけて配信を見てくれて、
コンピュータ将棋に興味を持ってくれたかた。
開発者となってくれた人。
そんな人にもっと会ってみたい。
2024年はそれをちゃんと思い出しながら、
配信活動を頑張っていこうと思います。
第34回世界コンピュータ将棋選手権で
一次予選突破を目標。
多分floodgateでR4000前後がボーダーラインという
とんでもない大会になると思いますが、頑張ってみようと思います。