『TEDに学ぶ最強のプレゼン術』を読んでみた。
▼はじめに
皆さんはTEDご存知でしょうか?
あの下品な熊じゃないですよ笑
TED(テド、テッド、英: Technology Entertainment Design)は、アメリカ合衆国のニューヨーク市に本部があるLLC。カナダのバンクーバー(過去には米カリフォルニア州ロングビーチ、モントレー)で、毎年大規模な世界的講演会「TED Conference」(テド・カンファレンス)を開催(主催)している非営利団体である。カンファレンスは、1984年に極々身内のサロン的集まりとして始まったが、2006年から講演会の内容をインターネット上で無料で動画配信するようになり、それを契機にその名が広く知られるようになった。1984年からと、ハイテク系の話題の多いタイプのカンファレンスとしては比較的古くからある一つであり、変遷もあるが、基本的には学術・エンターテインメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なうというスタイルである。
(出典:Wikipedia)
プレゼンに関しては、1度や2度見たことある方もいらっしゃるはずです。
今ではYou Tubeでいろんな方のプレゼンが見放題です。
ぜひ、BGMや散歩のお供にしてはいかがでしょうか。
そんなTEDのプレゼンを”学ぶ”をテーマにノウハウなどまとめた本が本書になります。
プレゼンスキルは普遍的です、人に何かを伝えるという事象がなくなら
ない限りは一生磨き続けるスキルとも言えます。
今回は縁あって、こちらの書籍を読む機会があったので久しぶりにnoteの場でインプットをしていきます。
▼シンプル is 美しい
プレゼンに限らず、映画や小説には”コアメッセージ”が存在します。いえ、存在しなければならないのです。
メッセージは単調であれば、単調なほど好まれます。
この時に、対比 交差対句法 押韻 頭韻法を意識して
繰り返しや強調をする事が重要になります。
対比とは「〇〇ではなく、○○だ。」という手法です。
交差対句法とは「AがBという事ではなく、BがAだ。」
押韻はその名の通りに、韻を踏むことです。
最後に頭韻法は頭の語句を韻で踏む事です。
※英語圏の表現のため、日本語だと意味合いが異なるかもしれませんが、、
つまり、ラッパーはプレゼンには向いているという事が言えます。
これらの技法を用いて、コアメッセージを伝えていく事がプレゼン成功の秘訣になります。
▼何故、ハリウッド映画はドンパチから始まるのか
ハリウッド映画は私の大好物です。
大抵の映画では、序盤から銃撃戦やカーチェイスなどから始まり徐々に主人公へフォーカスが当たります。
余程の超大作や人気作の続編でもない限り、映画は序盤が命とされています。
序盤で物語に没頭ができなければ、観客は飽きてしまうからです。
そしてこの構造はプレゼンの場でも同じ事が言えます。
よくある日本のプレゼンの入り方は
・会社紹介
・謝辞
・自己紹介
…ですが、これでは観客を退屈させてしまいます。
ここで重要なのは、”ストーリー”です。
観衆を引き込むストーリーなんですね、
いきなり「〇〇年○月…」の様に始めても問題ありません、
そのストーリーが冒頭のコアメッセージに関連性のあるものならば。
やはり初めが肝心だという事がわかります。
▼メッセージは具体と比喩で構成する
「先月のできごとです」
と
「○月の○日、良く晴れた日で時刻は…」
どちらが具体的でしょうか?
圧倒的に後者ですよね。
プレゼンは話術です、想像力を描き立たせる力が必要になります。
そのため、具体性に富んだ表現の方が聴衆に響きやすいのです。
TEDでのプレゼンは、何か物事を回想する際には具体的な日付が語られています。
また具体化させる意味で言うと、親しい表現で比喩表現があります。
Aの事象をBと表現する事です。
これは、「例えば…」という時に使いますね。
相手方の立場や状態に合わせて話してあげる事で、内容が入りやすくなるという手法です。
この手法が確かにな…と思いました。
▼読み終えて…
他にもなるほど!思った部分は多々ありましたが、
インプットをしたとすれば上記の内容になります。
1度の読書で得られることは1~2個です。それは今の自分にとって必要な能力だからです。
全てを覚えきる必要はなく、気になった時に再読して新しいインプットが得られればと思います。
▼アクションプラン
・物事の初めはインパクトがあるか?という視点で常に見る
・具体性をより尖らせる
・何事もコアメッセージの創出&伝達の仕方を繰り返す