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【東洋医学概論オリジナル問題】臓腑マスター編

・オリジナルの4択問題です。

・問題は現役の非常勤講師が作成した、
 オリジナルの問題となります。

・すべての問題に回答と解説付きです。

・今回は東洋医学概論の
 「臓腑」
 「奇恒の腑」
 についてです。

・国家試験や校内試験の対策、
 または学習の理解度チェックに
 ご活用ください。

・問題は全23問です。

・最初の3問は準備運動として、
 無料公開となっています。

・最後に国家試験での
 臓腑問題のポイントを載せてあります。

・転載はおやめくださいますよう
 よろしくお願い致します。


問題1

「嬌臓」という特徴を持つ臓はどれか。

1、肝
2、肺
3、脾
4、腎


解説1

「嬌臓」には「弱い臓」
という意味があります。

これは寒熱や刺激に対して
傷つきやすさを
表しています。

肝はストレスを受けたり、
管理職的な役割があったため、
反対の強い臓という意味の
「剛臓」という特徴があります。

脾には乾燥を好み
湿を嫌う、
「喜燥悪湿」という
特徴がありました。

腎は「陰陽の根本」
ともいわれており、
全身の陰陽のバランスを
管理していました。

よって答えは2となります。


問題2

腑の特徴ではないのはどれか。

1、陽
2、水穀の受盛
3、生理物質の化生
4、中腔器官


解説2

まず腑は陰陽に分類したとき、
陽に分類されました。
臓は陰に分類されます。

そして腑の形状は、
1本の管のような
中腔器官でした。
臓は実質器官とされます。

腑が飲食物(水穀)を
受盛と伝化という
消化・吸収・排泄を
行っていたのに対して、

臓は生理物質を作り出し(化生)
それを臓のなかに貯蔵していました。

よって答えは3となります。


問題3

奇恒の腑に含まれる腑はどれか。

1、大腸
2、三焦
3、胃
4、胆


解説3

腑のような中腔器官だが、
臓のような貯蔵というはたらきを持つ
ものが、奇恒の腑とよばれます。

胆は六腑の1つですが、
胆汁を貯蔵するため、
その働きは奇恒の腑に当てはまります。

よって答えは4となります。


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