【東洋医学概論オリジナル問題】生理物質と病理
・オリジナルの4択問題です。
・今回は東洋医学概論の
「中医学における生理物質(気血津液精陰陽)」
「その病理症状」です。
・国家試験や校内試験の対策、
または学習の理解度チェックに
ご活用してください。
・問題は現役の非常勤講師が作成した
オリジナル問題となります。
・問題は全17問です。
・最初の3問は準備運動として
無料公開となっています。
・鍼灸師を目指す学生さんのために作成したものなので、
クラスや友人間での使い回しは構いませんが、
ネットへの転載はおやめくださいますようお願い致します。
・最後の項目には、
「国家試験出題ポイント」
「復習用記事」
を載せてあります。
良ければこちらもよろしくお願いします。
問題1
次の中で成長・発育・生殖に関わるのはどれか。
1、営気
2、宗気
3、原気
4、衛気
解説1
気には親から譲り受ける先天の精を主材料にする先天の気と
飲食物を主材料とする後天の気があります。
先天の気は原気(元気)、
後天の気には営気・宗気・衛気があります。
先天の気でもある原気は生命活動の原動力であり、
成長・発育・生殖に関わります。
よって答えは3となります。
問題2
気機に当てはまるものはどれか。
1、潤
2、温
3、注
4、出
解説2
気機(きき)とは気の運動のことです。
気には4つの動きがあります。
素問には「昇降出入、器に有らざるものなし」
という記載があります。
これは昇・降・出・入という動きを表していて、
特に昇には脾や肝の気が、
降には胃や肺の気がそれぞれ関わります。
よって答えは4となります。
問題3
気の作用で「漏れないようにする」ものはどれか。
1、気化作用
2、固摂作用
3、推動作用
4、温煦作用
解説3
気の生理作用は大きく分けて5つあります。
①推動作用
②温煦作用
③防御作用
④固摂作用
⑤気化作用
となります。
この中で、血が体外へ「漏れないように」したり、
尿が過度に「漏れないように」するのは、
気の固摂作用の働きです。
ちなみに津液(水)を汗や尿に変化させるのは、
気の気化作用の働きです。
よって答えは2となります。
ここから先は
¥ 200
サポートよろしくお願いします!いただいたサポートはクリエイターとしての活動に使わせていただきます!