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パーソナルトレーナーの資格について調べてみました(NASM)

日本では、アスレティックトレーナーという資格だけでなく、医療系の国家資格を併せて取得して活動している人が多くいらっしゃいます。

我々も、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の他に鍼灸あん摩マッサージ指圧師の資格を保有しており、治療・メディカルよりの業務の方が得意です。
他にも柔道整復師や理学療法士などの資格を有している方もおり、各々自分の得意分野を生かして活動しています。

また、S&C(ストレングス&コンディショニング)が在籍している現場であれば、トレーニングに関する部分をお任せすることができますが、チームや会社によっては予算的にS&Cを雇うことが厳しいという現場も少なくありません。

そういった現場では、アスレティックトレーナーがトレーニングやコンディショニングも兼務することになります。

「それは自分の役割ではありません」と断るのは簡単です。
しかし、苦手なものをそのままにしていては、今後の発展性がありませんし、数少ないチャンスを逃すことになってしまいます。

もちろん、自分の専門分野に集中できる環境があれば一番なので、今後、雇用する側にはそういった部分を理解して頂きたいとは常々思っています。

そこで、医療系国家資格を有しているアスレティックトレーナーが、S&Cの分野を勉強するため、そして勉強した証として何か資格を取得したいと思い、いろいろ調べてみました。
その1つ、NASM(全米スポーツ医学協会)についてまとめてみました。

目次

  1. NASM(全米スポーツ医学協会)

  2. 認定資格の種類

  3. NASM-CPT(certified personal trainer)

  4. NASM-GPTS(GROUP PERSONAL TRAINING SPECIALIST)

  5. NASM-CES(CORRECTIVE EXERCISE SPECIALIST)

  6. NASM-PES(Performance Enhancement Specialist)

  7. NASM-GFS(GOLF FITNESS SPECIALIST)

  8. 受講料について

  9. まとめ

NASM(全米スポーツ医学協会)

数あるトレーニングの民間資格の中、NASM、正式名称は「National Academy of Sports Medicine(全米スポーツ医学協会)」というアリゾナに拠点を置くパーソナルトレーナーの教育団体というのがあります。

NASMで学べるカリキュラムの特徴として、OPTモデル(Optimum Performance Training)というのがあります。
これは科学的にかつスポーツ医学に基づく研究のもと開発され、「安定性」「筋力」「パワー」の3つで構成されたトレーニングを提供することができます。
パフォーマンスを向上させるために、柔軟性、コアの安定性、パワー、スピード、敏捷性など、パフォーマンス向上のために必要なあらゆる要素を網羅しています。トレーニングを行う上で、最も大切なことが「怪我をさせない」こと。また、何らかの怪我の危険性がある場合は、その原因を明確化し改善、そこから運動を行わなければなりません。NASMの科学的根拠に裏付けされたトレーニングシステムは非常に重要なスキルとなります。

詳しくはサイトを参照ください。

認定資格の種類

①NASM-CPT(certified personal trainer)

NASMの基礎となるライセンスです。
内容はパーソナルトレーナーの基礎知識を中心に幅広く知識を得ることができます。

②NASM-GPTS(GROUP PERSONAL TRAINING SPECIALIST)

グループパーソナルトレーニングスペシャリスト(GPTS) は、パーソナルトレーニングとグループフィットネスのメリットを活かし、短時間で運動効果を高める方法やスキルを学べます。

③NASM-CES(CORRECTIVE EXERCISE SPECIALIST)

NASM-CESでは、機能改善、怪我のリスクを減らす(予防)ために必要なエクササイズを学ぶことができます。解剖学や運動機能障害を踏まえ、様々な評価方法を学びます。この評価により問題点を探り、改善までのプロセスを検討します。
一般の方から競技者まで広く利用することができ、アメリカのプロバスケットボールチームでは80%以上がチームトレーナーにこの資格を取得しているそうです。

④NASM-PES(Performance Enhancement Specialist)

NASM-PESは、パフォーマンスを向上させるための資格となります。また、動作を改善させることで障害予防も期待できます。「体の機能」「動作のメカニズム」を深く学ぶことができるのが特徴です。

⑤NASM-GFS(GOLF FITNESS SPECIALIST)

NASM-GFSはゴルフに特化したライセンスで、ゴルフ特有の評価やトレーニング、プログラムデザインについて学びます。

受講料について

NASM-CPT
・受講料:41,800円(税込)
・認定試験受講料1回分込み
・1年間、教材の閲覧が可能
※CPTのみライセンス取得後、資格を更新しなければならないのでご注意ください。

NASM-GPTS
・受講料:41,800円(税込)
・認定試験受講料1回分込み
・1年間、教材の閲覧が可能

NASM-CES
・受講料:41,800円(税込)
・認定試験受講料1回分込み
・1年間、教材の閲覧が可能

NASM-GFS
・受講料:22,000円(税込)
・認定試験受講料1回分込み
・1年間、教材の閲覧が可能

NASM-PES
・受講料 一般:132,000円(税込)、学生:92,400円(税込)
※PESのみ受検団体が異なるので、ご自身でご確認ください。

まとめ

団体、資格の内容、予算、維持費などを考慮して資格取得を検討しなければなりません。資格を取得したものの、更新・維持費ばかりで何の役にも立たなかったというものもしばしば耳にします。

まずは、どういったことをあなたが行う仕事で求められているのか、そしてその資格がなければならないのか、というのをしっかり考えたから挑戦するようにしましょう。また、資格取得にかかる費用もピンキリです。
ぜひ、時間とお金を有効に活用してスキルアップ、レベルアップを目指しましょう。

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アスレティックトレーナー・歯科鍼灸チーム|AcuDent
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