暮らしから整える～Xmasと陽気～

東洋医学ライフアドバイザーの月森です。
日に日に寒くなり、島根ではみぞれ交じりの雨が降っていました。これから冬本番！寒くて家にいがちですが、そんなときにぜひ参考にしてみてください。

冬の季節の過ごし方

冬と言えば、日本ではコタツを出して冬布団をまず家の中で準備。暖房器具も、ヒーターや電気ストーブ、石油ストーブ、薪ストーブなど様々。

私の祖母の家では木炭を利用したコタツを毎年出していて温かいを通り越して暑いコタツだったのを思い出します。

冬は寒さが増して風も強くなって急に季節が変化するのが特徴です。
東洋医学では陰気（寒さ）が強くなると、陽気（温かさ）が少なくなります。これは自然界や人間のカラダでも同じことが起こります。

この時期に、夏のように半袖半ズボンで過ごすのは子どもだけ。大人は肌を露出せずに体の陽気（体温）を温存していく方向に服を重ね着してみたり、ダウンを着たり、マフラーをしたり工夫しますよね。

食べ物だって素麺やかき氷なんて食べずにあったかい鍋やおでん、豚汁と体を温める食事を心がけますよね。

その当たり前な暮らしの変化を人は、家庭それぞれに、また地方ごとに工夫をしてきました。

Xmas（クリスマス）をどう過ごすか

西洋から伝来してきた、Xmasという文化。
これは全世界で楽しまれている冬のイベント。いつも思うことは、ハロウィンが終わって11月に入るともうXmasモードに世の中がいっぺんします。

12月24日を目指して全世界が動き出します。

この動きはとても大きくて、歌もXmasソングが大流行り！
恋愛のドラマだって必ず12月24日にハッピーエンド！
アメリカでは家族が一同に集まる事のできるイベント！

日本だけではなく、世界も大盛り上がりになるんです。

冬の陰気が強い時期に！です。

本当は、陰気が強いときはコタツでゆっくり過ごして、体のエネルギー（気血）をなるべく使わない工夫が本来あるべき過ごし方。自然界では、動物や虫、植物もみんな『冬眠』という形で身を隠しています。

そう人間だけがこの寒い時期に大盛り上がり！

でも、私はそれが人間らしくでいいんじゃないかなって思うんです。

寒いときでも、Xmasをして少しでも明るくハッピーに過ごせる。

家族と会う人もいるでしょう。

恋人にプレゼントをする機会にもなるでしょう。

全世界の幸せを祈ることも、誰かのためになにかするキッカケをこの日に作れるわけです。

陰気の中にも陽気がある。それが東洋医学でいう陰陽。

東洋医学は陰陽のバランスが大切

陰陽はただ、二つのものをシーソーのようにバランスだと考えるだけではなく、絶えず変化し陰と陽とが互いに大きくなったり少なくなったりと、心地よいバランスをとろうとしている考え。

だからこそ、人も虫も動物も植物もみんな違っていい。

寒い冬でも楽しく笑って過ごせるのも陰陽の在り方ひとつ。

Xmasの陽気さを生活の中に加えていくだけで、家も人の体も心地よく暮らしていけます。ぜひ今年はツリーに飾りをつけて、陽気に過ごしてみてください！

つきもり