ものは順繰り
つい先日、テレビを見ていると(アンビリバボー)、順繰りという言葉が入ってきました。
文字通り、順番に繰り返される。という意味ですが、この番組で感動の話とともにこの言葉が出ていました。
【ストーリー】
番組では、ある納豆を作っている会社が、取引先の有名豆腐店の社長に助けてもらうというストーリー。
有名豆腐店は、豆腐を東京の百貨店に納めていましたが、そこで取引をしていた納豆をサンプルとしていつもバイヤーに手渡していたそうです。
そこで、『いつかこの納豆を持って若いもんが来たら、取引をしてやってください!お願いします!』
職人気質のその社長が頭を下げることはないはずが、そこでバイヤーに頭を下げてお願いしたそうです。
そのあと、納豆を扱って欲しいと百貨店に営業に行くと、快く、この納豆ならと承諾をもらったという。
しかも、納豆を食べずに見ただけで。
そう、豆腐店の社長がサンプルをいつも持って来ていたからだ。
感謝の意を表しに、豆腐店の社長の元へ行くと、
そんなのどうでもいい。帰って納豆をつくることに精を出さんかい!!って。
感動の話。でもここから、、
それは以前、豆腐店の社長も受けていた恩恵があったというのです。
若かりし頃に、取引先の方に助けてもらった。
そのとき、『いつかお前のような若いやつが来たら、そいつを救ってやれっ!』
その一言だけだったという。
【人はひとりでは生きていけない】
順繰り
順にその恩恵を手渡していくこと。
親から子へ、その子が大人になったら、子へ。
師匠から弟子へ、弟子から弟弟子へ。
兄から弟へ、姉から妹へ。
人から人へ。
そう、順繰りに世の中は廻り、巡っている。
世の中は、人から人への恩恵でできている。とても愛おしく感じる人の温かみ。
自分がしてもらったことは、人にしてあげる。そう誓うのでした。
https://www.fujitv.co.jp/unb/contents/190131_1.html
番組詳細ページ
つきもり